[ 内容紹介と考察 ] 『いかにして民主主義は失われていくのか』〜新自由主義合理性が、民主主義をシロアリのように蝕む。〜

  何のきっかけにそうしたのか、忘れてしまったのですが、ある日、ふと気がつくと、欲しいものリストに本書があり、キャッチーで興味をそそるタイトルであるので、購入してみた。 読んでみて、非常に興味をそそる、また、今…

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[ 考察 ] 大越愛子著『フェミニズム入門』(ちくま新書)を読んでの若干の考察

  男女雇用機会均等法が制定された翌年に学部のほとんどが女子学生の大学に進学し、その後の職場も女性職場に進んだからか、昔から、フェミニズムには興味があった。 この本も購入して、少しだけ読んで積ん読本にしていたの…

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[内容の概略] ドミニク・テュルパン著『なぜ、日本企業は「グローバル化」でつまずくのか』〜2012年の本ではあるが今でも通用する非常に内容の濃い本

  この本は、2012年の4月に出版されたことを、まず念頭に置いて下さい。 この本を読んだことにより、あまり知られていないかも知れないが、日本独自と言われる企業文化を海外の研究者らが、当時、全盛を極めていた日本…

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[ 読書レビュー ] 原寿雄著『ジャーナリズムの可能性』 まともなジャーナリズムが存在しないのは、その国にとって深刻な不幸をもたらす。

  TVは、ほとんど見ないのであるが、チラホラ見ると、コメンテーターと称する連中が、何ら取材もせず、無責任に言いたい放題を言っているのに嫌悪感を覚える。 また、お笑いタレントが、政治に対して印象的な拙い意見を述…

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[ 読後ノート ] カール・マルクス 『資本論1』(岩波文庫)ー読了後のノートと考察ー

  アダム・スミスが、資本主義社会を分業の観点から見ていたとするなら、このマルクスの『資本論』は、分業された社会を、アダム・スミスが見ていた社会を逆から、逆立ちして見ていたと言える。 つまり、アダム・スミスが、…

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