21日に発売された米アップル(Apple)の新型スマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone 5(アイフォーン5)」――新たに搭載された地図アプリなどには厳しい声も聞かれるが、初日の売上台数は記録的な数字に達した可能性がある。 AFPBB Newsより。
これは、不況にあえぐ日本の販売業界にとっても、記録的なビック・ニュースであろう。 そんな皆がハッピーな気持ちになっているところへ、水を差すわけではないですが、 「販売業界、物販で起こっている地殻変化」について、『MUSICMAGAZINE(ミュージックマガジン) 2010年 02月号 [雑誌]』に寄稿された仲俣暁生の【「大衆」の時代の終わりに「リトル・ピープル」はどこにいる?】と『ワイアード』誌編集長 クリス・アンダーソン(Amazon著者ページ)著ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice)を参考に、 僕なりに、このニュースを振り返ってみたいと思います。
といっても、ほとんど単なる 仲俣暁生氏の援用なのですが。
僕の大分前のGoogle+の投稿:Kazuo Ito – Google – 【分類;音楽、文化】 『ミュージック・マガジン 2010年2月号』 【抜粋】
仲俣暁生の【「大衆」の時代の終わりに「リトル・ピープル」はどこにいる?】は、単に音楽論だけでなく文化論としても非常に興味深い。 クリス・アンダーソンの【ロング・テール】以降、恐竜の頭の部分:ビックヒットは、もはやマイノリティと化し、テールの部分の人は、自分で情報収集・情報発信ができるが、頭の部分の人は、それができず、浮遊しているという鋭い指摘です。
この仲俣暁生という人、初めて知り、巻末にも略歴などを載せていなのいのであるが、とても興味を持ちました。
僕は、主にGoogle+を通して、iPhoneの機能、デザインを愛している人達を知っています。
が、彼らが、自分の価値観等で価値判断している人達とすれば、なんだか皆が騒いでいるので追従し、便乗している人達が恐竜の頭の部分であるわけです。
思えば、僕らの時代、こういう現象は、珍しくありませんでした。
ドラクエ販売等の行列、近くでは村上春樹の『1Q84』等。
皆が同じ曲、TVを見、それについて語るという現象は、もはや終焉している。
例えば、自ら勝ち判断できている人は、『1Q84』を読んでいる、又は読もうとした。
が、多くの者は、ただ単に、それを持っているだけである。
多くの恐竜の頭の人達は、浮遊している。
iPhone 5の現象は、そんな場面を表わす1場面のように思う。
恐竜の頭とか、もっと詳しく知りたい方は、前述のクリス・アンダーソン(Amazon著者ページ)著ロングテール(アップデート版)―「売れない商品」を宝の山に変える新戦略 (ハヤカワ新書juice)をどうぞ。
クリス・アンダーソンは、フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略という面白い本も執筆しています。
by G-Tools
(参照) CNN.co.jp : アップルの「iPhone 5」発売開始、各国でファンが行列
米アップルのiPhone5、世界中でファンが行 国際ニュース : AFPBB News
iPhone5販売開始、銀座に数百人の行列 :日本経済新聞
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