[ 書評 ] 『ジーキル博士とハイド氏』〜単なるホラーではなく、純文学であり、現代の寓話であり、神話である。〜

  一体、何十年くらい積ん読本になっていたか、わからないが、世界近代文学読書案内の書籍まとめで紹介した木原武一氏の『要約世界文学全集1 (新潮文庫)』に魅力的に紹介されており、薄い本であったために、やっと手に取…

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[ 読後ノート ] カール・マルクス 『資本論1』(岩波文庫)ー読了後のノートと考察ー

  アダム・スミスが、資本主義社会を分業の観点から見ていたとするなら、このマルクスの『資本論』は、分業された社会を、アダム・スミスが見ていた社会を逆から、逆立ちして見ていたと言える。 つまり、アダム・スミスが、…

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[ 書評 ] 『新・現代歴史学の名著―普遍から多様へ』新と銘打つに相応しい旧「現代歴史学の名著」とは、違ったアプローチの名著紹介。

  内容(「BOOK」データベースより) 二十世紀末の世界における大きな二つの変化―冷戦に依拠した支配体制の終焉と、グローバル化のさらなる加速―は、当然ながら歴史学にも大きな影響を与えた。旧来の問題設定が無効化…

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マルクス・エンゲルス 『共産党宣言 』(岩波文庫)を、その後のソビエト連邦建国を考慮に入れず、真面目に読んで生真面目に考察してみる。

  この本は、マルクス、エンゲルスが加入した『共産主義者同盟』のために書かれた党の綱領である。 そのドイツ語の序文には、”理論的で実践的な”とある。 この本を共産党というイデオロギーに距離を置いて、読み、その後…

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