このミステリーがすごい!2008年版ベスト10 海外編 発表!


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1.ウォッチメイカー ジェフリー・ディーヴァー 点数:144

どんでん返しに次ぐどんでん返し、人気シリーズの最高傑作!
<ストーリー>

残忍な殺人事件が2件起きる。
ともに被害者に死にゆくまでの時間を味わわせようとする拷問に似た殺し方だった。
四肢麻痺の科学捜査官リンカーン・ライムは、殺人鬼ウォッチメイカーを追うが、調べを進めていくと、現場に残された時計と同じ時計を10個買っていることを知る。
残り8人も殺されるというのか?

一方、相棒のニューヨーク市警の女刑事アメリア・サックスは、会計士殺人事件を追い、調べを進めると、事件に市警の腐敗した警官が絡んでいることがわかってくる。

やがてこの二つの事件は、交差していく・・・
クライマックスまで、数え切れない驚きが読者を待ち受ける。

記念すべきリンカーン・ライム・シリーズ1作目『ボーン・コレクター』のレビューはコチラ
ミステリーが好き・・・ | 映画よりも断然面白い「ボーン・コレクター」

2.復讐はお好き? カール・ハイアセン 点数:130

ミステリー初心者にも読み巧者にもおススメのユーモア・ミステリー
<ストーリー>

ジョーイ・ペローネは夫のチャズに足を掴まれて、豪華客船のデッキの上から海に突き落とされる。
だがジョーイは、大学時代は水泳部の副キャプテン。
島にやっとの思いで辿り着いたジョーイは、自分を殺そうとした夫に復讐を誓う。

ジョーイは次第にチャズに迫っていくが、相手にも強力な悪党がついていた。

3.TOKYO YEAR ZERO ディヴィット・ピース 点数:112

東京零年、悪霊どもが跋扈するダークサイドの物語が幕を開ける
<ストーリー>

1945年8月15日の午前、警視庁捜査1課の三波警部補は殺人事件の知らせを受ける。
品川の海軍第一衣糧廠女子寮において変死体が発見されたのだ。
憲兵隊の管轄だったが、品川署は事件の捜査を要請する。
結局、憲兵隊が捜査に着手するものの敗戦により頓挫する。

だが一年後の夏、また女性の死体が二つ発見される。
犯行の手口から1年前の品川の事件と同一犯と見られた。





「帝銀事件」、「下山事件」を俎上に載せるパート2、パート3も楽しみ。

4.物しか書けなかった物書き ロバート・トゥーイ 点数:108

奇妙な味で読者を思わぬ場所へと連れ去る不思議な物語の数々
コメディからシリアスまで、品揃え豊富な法月綸太郎の肝いりでまとめられた短編小説。

5.悪魔はすぐそこに D・M・ディヴァイン

大学を舞台に相次ぐ事件-技巧を尽くしたフーダニットの名品
最後の最後で明かされる真相で、物語は一瞬にして映し出す絵柄を一変させる。



6.路上の事件 ジョー・ゴアズ 点数:77

作家を夢見て旅立った青年を待つ運命は?巨匠ゴアス健在なり
1953年夏、ヘミングウェイを夢見る一人の青年の物語が始まる。

ジョー・ゴアスといえば、一般にはヴィム・ヴェンダース監督の「ハメット」の原作者として、そしてハードボイルド・ファンにはデビュー作の『野獣の血』や一連のダン・カーニー事務所ものでお馴染みだが、ここのところ翻訳紹介も途絶え気味だった。
がしかし、60歳後半に書かれた本作は、自伝的な要素も盛り込み、ゴアスの健在ぶりを示した。
ミステリーとしての締めくくりも実に鮮やか。

7.狂人の部屋 ポール・アルテ 点数:70

非業の死を遂げた死者の部屋の封印がとかれるとき、新たな殺人の幕が上がる

7.デス・コレクターズ ジャック・カーリイ 点数:70

歪んだ収集家たちの世界を覗かせる戦慄のサイコロジカル・スリラー
ドラマティックな謎解きスリラーであると同時に殺人者にまつわる品々に執着する病んだ収集家たちの世界という題材も面白い。





9.ジョン・ディスクン・カーを読んだ男 ウィリアム・ブリテン 点数:68

有名ミステリー作家のパロディ、パスティーシュが満載の好短編集
表題作の『ジョン・ディスクン・カーを読んだ男』は、密室ものの巨匠カーを素材にしている。
今回の収録作全十四編のなかで、最もパロディ色が強く、人を喰ったオチに唖然とさせられる愉快な仕上がりになっている。
その他アガサ・クリスティ、コナン・ドイル、ダシール・ハメット、アイザック・アシモフ、エラリー・クイーンという巨匠たちの名前がずらりと並ぶ。

9.目くらましの道(上下) ヘニング・マンケル 点数:68

現代スウェーデン社会の暗部に迫る警察小説シリーズ、最高作登場

10位以下は、『このミステリーがすごい! 2008年版』をご覧ください。
*アンケート集計方法について
アンケート回答者が選出したベスト6について、1位=10点、2位=9点・・・で集計。
*対象作品について
2006年11月から2007年10月の期間内に発行された広義のミステリー作品を対象。文庫化作品は、集計から除外。

そのほか本書・『このミステリーがすごい! 2008年版』には、1位に輝いたジェフリー・ディーヴァーからのコメント、おなじみの「このミス 座談会」、アンケート回答の詳細、各出版社の今年の翻訳作品の最新情報「我が社の隠し玉」などが収録されています。

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