今年で第3回目に当たる本屋大賞ですが、すっかりそのステータスを確立したように思えます。
第1回本屋大賞を獲得した「博士の愛した数式」は既に映画化されていますし。
博士の愛した数式
小川 洋子
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僕のレビューはこちら本が好き・・・ | 話題の「博士の愛した数式」を読んでみた
映画も原作を読んでいても楽しめる非常にいい映画でした。
思わず、二度ほど涙ぐみました。
第2回本屋大賞である「夜のピクニック」も既に映画化が決定されており、今年中に公開予定です。
夜のピクニック
恩田 陸
それほど注目度が高い賞なのです。
この賞がどのように決められるかと言いますと、全国の書店員が「この本をもっと売りたい!もっと読んで欲しい!」という本を一次選考、二次選考を経て投票で決定します。
本屋大賞2006
本の雑誌編集部
僕は全国の書店員さんが、本好きであることを素直に嬉しく思っています。
ただ残念なのは、ベスト10にノミネートされた本が紹介されているのですが、「このミステーリーがすごい!」だとちゃんとストーリーが紹介されているのですが、この本屋大賞では、書店員の感想が沢山、紹介されておりますが、肝心のストーリーの紹介が無いため、どんな物語なのか非常にわかりにくいです。
さて前置きはこの辺にして、今年度の本屋大賞ベスト10を発表します。
1. 「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」
リリー・フランキー
東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
リリー・フランキー
正直、初めて今年の本屋大賞が「東京タワー」だと聞いて、映画の黒木瞳が主演した「東京タワー」の原作だと思いましたが、どうも違うみたいです。
母と子供の関係をじんわりと描いた涙なくしては読めない作品だそうです。
2. 「サウスバウンド」 奥田英朗
サウス・バウンド
奥田 英朗
この作品は、途中まで読んでいるのですが若い頃、学生運動をしていた父を持つ子供が主人公のハチャメチャに明るい物語です。 個人的には役人とか先生を父親が持ち前の持論でやりこめるところが好きです。
3. 「死神の精度」 伊坂幸太郎
死神の精度
伊坂 幸太郎
非常にクールな死神が、その人が死に値するかどうかを見極める6つの物語
4. 「容疑者Xの献身」 東野圭吾
容疑者Xの献身
東野 圭吾
ご存知、今年の直木賞作。今年はこれははずせないですね。
昨年度の賞総なめの作品です。
僕のレビューはこちら本が好き・・・ | こんな純愛があったのか!?東野圭吾原作「容疑者Xの献身」
5. 「その日のまえに」 重松清
その日のまえに
重松 清
愛する人の死を描いた、こちらも涙なくして読めない作品だそうです。
6. 「ナラタージュ」 島本理生
ナラタージュ
島本 理生
恋愛小説だそうです。
7. 「告白」 町田康
告白
町田 康
非常に分厚い、心揺さぶられる文学的作品だそうです。
8. 「ベルカ、吠えないのか?」 古川日出男
ベルカ、吠えないのか?
古川 日出男
「このミステリーがすごい!」のベスト10にもノミネートされた犬を主人公にしたハードボイルド的作品だそうです。
9. 「県庁の星」 桂望実
県庁の星
桂 望実
今年の頭に織田裕二、柴咲コウ主演の映画の作品の原作です。
ストーリーは皆さんもご存知かと思いますが、マニュアル人間の県庁のエリートが「民間研修」の名の下、地方スーパーですごすドタバタ劇。最後には役人批判までしてしまうまで主人公は変わってしまうという物語です。
10. 「さくら」 西加奈子
さくら
西 加奈子
西加奈子さんはマイナーな方だそうですが、家族愛をテーマにした、こちらも「泣ける」作品だそうです。
11. 「魔王」 伊坂幸太郎
魔王
伊坂 幸太郎
伊坂幸太郎さんは、非常に多作な方で毎年、各賞、2作品以上はノミネートされています。
よくもまあ票がばらつかないものだと毎年、感心しています。
ファシズムを大きく取り上げた作品です。僕のレビューはコチラ本が好き・・・ | 伊坂幸太郎「魔王」
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