2011年本屋大賞ノミネート作品発表!!ストーリー紹介

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<僕と本屋大賞の出会い>
僕と本屋大賞の出会いは、第1回の2004年からです。
何故、手に取ったのかは今は忘れてしまいましたが、多分、僕はそれまで自分が読んできた本に飽きが来てしまって、新たな本との出会いを求めていたのでしょう。
創設当時は、どれほど話題になっていたかは定かではありませんが、今では本屋大賞というと、選ばれと爆発的に本が売れるので、それに物凄い確率で映画化もされ、それがさらに話題になり、本が売れる、ということから出版社からは、芥川・直木賞よりも注目されているようです。
また、一般読者にとっても芥川・直木賞よりも、本屋大賞で選ばれる本の方が取っ付き易いということもあり、大いに注目し、その動向は書評系ブロガーらにも注目されています。

今は改善されているのかもしれませんが、僕が手に取った『本屋大賞〈2004〉』は、選考に当たった書店員の人達の感想が羅列してあるだけで、一体選ばれた本が、どういうジャンルのどういう内容の本が非常に分かりにくい体裁となっていました。
それでも本屋大賞に選ばれた小川洋子さん(恥ずかしながら、小川洋子さんのお名前を拝見したのは、この時が初めてでした。)の『博士の愛した数式
』が、どうやら数学に関係する純文学のようだということがわかりました。
ちょっと興味ないなーということで、そのままだったのですが、多分、映画化されることを知り、慌てて読み始めたと思います。
読んでみると、これが中々良く、さすが本屋大賞に選ばれる事はあるなーと感慨にふけったと思います。

<現在の本屋大賞の僕の率直な感想>
そんなこんなで、毎年、本屋大賞には僕も注目していたのですが、選ばれる作品を見ると、僕が単に知らなかっただけかもしれませんが、一番最初の小川洋子さんの『博士の愛した数式』のような、本当に本好きな書店員さんが、本屋の片隅にある本を、そっと推薦してくれたような温かみを感じさせるようなものではなくなって、なんだかお祭りのようになり、わざわざ本屋大賞に選ばれなくても売れている本ばかりが本屋大賞に選ばれているような気がするのは僕だけでしょうか。

まあ、あまり硬いこと考えずに楽しめばいいんでしょうけれども。
それでは、今年(2011年)、本屋大賞に選ばれた作品を発表いたします。



貴志祐介 『悪の教典(上下)』  文藝春秋

bk1【ビーケーワン】で購入する    悪の教典
<ストーリー>
「思考」は殺され、「記憶」は見つめつづける――

とびきり有能な教師がサイコパスだったとしたら、その凶行は誰が止められるのか──ピカレスクの輝きを秘めた戦慄のサイコ・ホラー
「俺には感情がないらしいんだ」。生徒からの絶大な人気を誇り、職員室やPTAの間でも信頼の厚い教師、蓮実聖司(はすみ・せいじ)。好青年の貌(かお)をもち、高いIQを誇る蓮実の正体は、決定的に他者への共感能力に欠けた反社会性人格障害(サイコパス)だった――。暴力生徒やモンスターペアレント、集団カンニングに、淫行教師。現代の学校が抱える病理を自らも内包する私立学園に起きた惨劇とは。ピカレスクロマンの輝きを秘めた、狂気と戦慄のサイコ・ホラーの誕生です。(OY)

奥泉光 『シューマンの指』  講談社

bk1【ビーケーワン】で購入する    シューマンの指
<ストーリー>
高校3年の春、彼の前に現れた天才美少年ピアニスト。その白く艶めかしい指が奏でたのは、≪殺人の序曲≫だった――。
甘美なる調べ。衝撃の結末。
生誕200周年・シューマンに捧げる、本格音楽ミステリ
シューマンの音楽は、甘美で、鮮烈で、豊かで、そして、血なまぐさい――
シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「私」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に居合わせた修人はその後、指にピアニストとして致命的な怪我を負い、事件は未解決のまま30年の年月が流れる。そんなある日「私」の元に修人が外国でシューマンを弾いていたという「ありえない」噂が伝わる。修人の指に、いったいなにが起きたのか。

野間文芸賞受賞後初、鮮やかな手さばきで奏でる“書き下ろし”長篇小説。

梓崎優 『叫びと祈り』  東京創元社

bk1【ビーケーワン】で購入する    叫びと祈り
<ストーリー>
砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇……ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。綾辻行人、有栖川有栖、辻真先三選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理誕生。大型新人の鮮烈なデビュー作!

百田尚樹 『錨を上げよ』 (講談社)

bk1【ビーケーワン】で購入する    錨を上げよ
<ストーリー>
この男、いったい、何者か。
錨を上げよ――疾風怒濤の2400枚。圧倒的青春小説。

昭和30年大阪下町生まれ。その名は、作田又三。下品で、ずるくて、しぶとくて、ルール無視でもお構いなし。人生の至る所で敗北を喫しながらも、絶対にへこたれない不屈の男。
講談社創業100周年記念出版

大ベストセラー『永遠の0』をはるかに凌ぐ感動! だれも2度と出会えない大傑作!
戦争が終わってちょうど10年目、いまだ空襲の跡が残る大阪の下町に生まれた作田又三。高度経済成長、60年安保闘争、東京オリンピック、大阪万博、よど号ハイジャック事件、日本列島改造論、石油ショック――激動の昭和の時代、生まれながらの野生児、作田又三は、人生という荒海を渡っていく。いざ、海図なき嵐の海へ。さあ、錨を上げよ!

夏川草介 『神様のカルテ2』 (小学館)

bk1【ビーケーワン】で購入する    神様のカルテ2
<ストーリー>
医師の話ではない。人間の話をしているのだ。

栗原一止は夏目漱石を敬愛し、信州の「24時間、365日対応」の本庄病院で働く内科医である。写真家の妻・ハルの献身的な支えや、頼りになる同僚、下宿先「御嶽荘」の愉快な住人たちに力をもらい、日々を乗り切っている。
そんな一止に、母校の医局からの誘いがかかる。医師が慢性的に不足しているこの病院で一人でも多くの患者と向き合うか、母校・信濃大学の大学病院で最先端の医療を学ぶか。一止が選択したのは、本庄病院での続投だった(『神様のカルテ』)。新年度、本庄病院の内科病棟に新任の医師・進藤辰也が東京の病院から着任してきた。彼は一止、そして外科の砂山次郎と信濃大学の同窓であった。かつて“医学部の良心”と呼ばれた進藤の加入を喜ぶ一止に対し、砂山は微妙な反応をする。赴任直後の期待とは裏腹に、進藤の医師としての行動は、かつてのその姿からは想像もできないものだった。
そんななか、本庄病院に激震が走る。

有川浩 『キケン』 (新潮社)

bk1【ビーケーワン】で購入する    キケン
<ストーリー>
危険な奴らが巻き起こす、熱血(?)青春(??)物語。えっ、理系男子って皆こんなにアブナイの?

成南電気工科大学にある、「機械制御研究部」なるサークル。ここは、その活動における様々な伝説や破壊的行為から、「キケン」と称され、忌み畏れられていた。「キケン」はまさしく、危険人物に率いられた特殊集団であり、犯罪スレスレの「実験」を行うことすら日常であった。これは、その黄金時代を描いた物語である。

有川浩 『ストーリー・セラー』 (新潮社)

bk1【ビーケーワン】で購入する    ストーリー・セラー
<ストーリー>
物語に愛された人から、物語を愛する人へ。心を込めて、この小説を贈ります。

このままずっと小説を書き続けるか、あるいは……。小説家と、彼女を支える夫を突然襲った、あまりにも過酷な運命。極限の選択を求められた彼女は、今まで最高の読者でいてくれた夫のために、物語を紡ぎ続けた――。
「Story Seller」に発表された一篇に、単行本のために書き下ろされた新たな一篇を加えて贈る完全版!

東川篤哉 『謎解きはディナーのあとで』 (小学館)

bk1【ビーケーワン】で購入する    謎解きはディナーのあとで
<ストーリー>
執事とお嬢様刑事が、6つの事件を名推理!

ミステリ界に新たなヒーロー誕生! 主人公は、国立署の新米警部である宝生麗子ですが、彼女と事件の話をするうちに真犯人を特定するのは、なんと日本初!?の安楽椅子探偵、執事の影山です。
彼は、いくつもの企業を擁する世界的に有名な「宝生グループ」、宝生家のお嬢様麗子のお抱え運転手です。本当は、プロの探偵か野球選手になりたかったという影山は、謎を解明しない麗子に時に容赦ない暴言を吐きながら、事件の核心に迫っていきます。
本格ものの謎解きを満喫でき、ユーモアたっぷりのふたりの掛け合いが楽しい連作ミステリです。

窪美澄 『ふがいない僕は空を見た』 (新潮社)

bk1【ビーケーワン】で購入する    ふがいない僕は空を見た
<ストーリー>
こんな気持ちいいことの果てに赤んぼうが生まれるならそれはなんてしあわせな出来事なんだろう。

僕の中から湧いて出た初めてのこの感じ。つまり性欲? でも、それだけじゃないはず――高校一年、斉藤卓巳。好きだった同級生に告白されたのに、なぜだか頭の中は別の女のことでいっぱい。嫉妬、情愛、感傷、どうしようもなく僕らをゆさぶる衝動を、まばゆくさらけだしたデビュー作。唯川恵、山本文緒、角田光代の三氏激賞!




森見登美彦 『ペンギン・ハイウェイ』 (角川書店)

bk1【ビーケーワン】で購入する    ペンギン・ハイウェイ
<ストーリー>
森見登美彦ワールド第2章の幕が開く!

小学四年生のぼくが住む郊外の町に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎を研究することにした。未知と出会うことの驚きに満ちた長編小説。

各ストーリーは、各出版社のHPより引用しています。
本屋大賞公式サイト:本屋大賞
bk1【ビーケーワン】の2011年本屋大賞特集
(3000円以上のお買い物では、右サイドに貼り付けてある「今月のビーケーワンギフト券!」をご利用になると、300円値引きされお得です。)
参考記事
オンラインで書籍を購入するネット書店比較 新刊編
過去の本屋大賞の特集
セブンネットショッピング(旧セブンアンドワイ)の過去の本屋大賞の特集
eBOOKOFF(イーブックオフ)の過去の本屋大賞の特集

<アッシュから一言>
ここに挙げられている作品は、全て未読なのですが、年末の各社のミステリー・ベスト10や新聞の書評欄や巷の話題度で勝手に予想すると(読んでいないのに予想が出来てしまうというのは、なんとも(笑))、ずばり2011年の本屋大賞は、貴志祐介の『悪の教典
(上下)』が本命とみなします。
巷で大分話題になりましたし、昨年は“悪”を描く作品も多く、昨今の犯罪の冷酷さなどを見ると、この貴志祐介の『悪の教典(上下)』が本屋大賞となり映画化へ進むというのは、まさに王道のような気がします。
直木賞選考の場では、その描写があまりにゲーム的と評されましたが、本屋大賞ではその辺の所は、あまり考慮に入れられないのではないかと思います。

対抗馬としては、奥泉光『シューマンの指
』あたりはないでしょうか。
森見登美彦さんの『ペンギン・ハイウェイ
』も、僕は森見登美彦さんの作品を一つも読んでいないので、全く分からないのですが、ネットとかの評判は良いようです。
有川浩さんの作品が2作品、選ばれているのも特徴でしょうか。

投票する書店員さんは、このノミネートされた10作品、全て読み、二次選考で投票し、4月13日に本屋大賞作品が決定されるようです。

mixiの同じコミュのメンバーで、某書評有名ブログの書き手でもある方は、毎年、書店員さんと同じように全作品を読んだ後、自分で本屋大賞を予想し楽しまれているようです。
皆さんも全て読むのはキツイかも知れませんが、本屋大賞発表の4月までまだ時間に余裕があるので、何か読まれて自分でも予想してみるのも面白いかもしれませんネ。

下に過去の本屋大賞受賞作品を羅列してみました。
僕のレビューがあるものは、リンクしてみましたので読んで頂けると嬉しいです。
この中で、湊かなえの『告白
』も読んだのですけれども、レビューは結局、書けずじまいでした。
簡単に感想を綴ると、後から順に物語を追加したにしては確かにストーリーテーリングは唸らせる物があるのですけれども、湊かなえファンには申し訳ないのですけれども、その文章は中学生にも書けるくらいと思わせるほど僕にとっては幼いものでした。
湊かなえさんは、この本屋大賞受賞後、ベストセラー作家の仲間入りを果たしたようですが。

ただ、映画『告白
』は、『下妻物語
』が面白かったし、その後も『嫌われ松子の一生
』や『パコと魔法の絵本
』など興味深い作品を撮り続けている中島哲也監督 だし、評論家の評価も上々で今年のベスト10の上位に食い込む話題作なので、是非観てみたい作品ではあるのですが。
 

過去の本屋大賞受賞作
2010年本屋大賞:冲方丁 『天地明察
 (角川書店)
2009年本屋大賞:湊かなえ 『告白
 (双葉社)
2008年本屋大賞:伊坂幸太郎 『ゴールデンスランバー
 (新潮社)
<僕のレビューはこちら>
伊坂幸太郎著 『ゴールデンスランバー』~僕にも“あの頃”と呼べる青春時代があった~
2007年本屋大賞:佐藤 多佳子 『一瞬の風になれ
 (講談社)
2006年本屋大賞:リリー・フランキー
東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン
 (扶桑社)
<僕のレビューはこちら>
後半がなあ、「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」、リリー・フランキー
2005年本屋大賞:恩田 陸 『夜のピクニック
 (新潮社)
2004年本屋大賞:小川 洋子 『博士の愛した数式
 (新潮社)
<僕のレビューはこちら>
話題の「博士の愛した数式」を読んでみた | 文学する!

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