ノーベル賞を取って有名になったため、大江健三郎の名前はよく知られるようになりましたが、ニュースステーションやNHKなどのテレビにもよく出演しています。しかし、実際にその文学作品を手にとって読んだことのある人は少ないでしょう。
僕は個人的にはノーベル賞は安部公房が取るべきだったんではないかと思っています。大江健三郎では不足であるという訳ではなく安部公房のようにシュールで前衛的な作品を成功させている人は世界ではまれだからです。いわゆるシュールリアリズムの世界ですね。
大江健三郎作品は、全て読んでいるわけではありませんが、これから読もうという人にはこの「死者の奢り・飼育」「空の怪物アグイー」などの短編集がいいでしょう。大江健三郎の作品は難解で“難しい”という印象をお持ちの方も多いと思いますが、それはどちらかというと後期の作品ではないでしょうか。
死者の奢り・飼育
大江 健三郎
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僕はこの「死者の奢り・飼育」「空の怪物アグイー」の作品は、質の良い推理小説のように読めました。最後にどんでん返しがある作品が多かったためです。
読まず嫌いせずに、興味のある方は一読をお薦めします。
空の怪物アグイー
大江 健三郎
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はじめまして、トグサさん。
いろいろと探しているうちにここへたどり着きました。ぼくの趣旨とわりに近いブログサイトだな、と思いました。
実はぼくも最近「死者の奢り」の記事をブログで書いたところです。ブログ自体は日記的にしてあるのですが、記事はリンクで見れるようにしました。
大江さんはこれから読んでいきたいと思っています。
それからモームの「人間の絆」や
漱石の「こころ」あたりもこれから
読んでみたい本で、頭の端っこのほうにあります(笑)。
いずれにしろ、ぼくは早く読む方ではないので追々ですけれどもね。
ぼくはサリンジャーの短編などが
比較的に好きです。
では
T・Sさん、返事が遅くなってしまってすいません。
ここんとこ、JUGEMからのメールが何故か迷惑メールに振り分けされてしまって、通知メールを見逃してしまいました。
大変、失礼いたしました。
趣向が近いとはうれしいです^^
早速、T・Sさんのブログにもお邪魔させてもらいます。