[ 読書感想 ] 村田沙耶香 芥川賞受賞『コンビニ人間』 普通って何?一種の青春小説として読める。

  日本の現代文学の動向を知ろうとして、読んだ斎藤 美奈子著『日本の同時代小説』の中で、この『コンビニ人間』が紹介されていた。 また、新聞の文芸評論家が書いた記事で、この村田沙耶香 『コンビニ人間』を世界現代文…

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[書評]角田光代『森に眠る魚』女性心理描写が巧い

僕が生まれたのが1968年。すでに日本社会は核家族化が進み、僕は、団地で家族4人の中で育った。 その昔、女性の社会進出をテーマに議論が進められていた時、反対派論者に「原始狩猟時代から人類は、女性が家を守り、男が狩りに出て…

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犯罪と小説 文学を読む意味 ドストエフスキー『罪と罰』を例に 角田光代『森に眠る魚』の紹介を兼ねて

1.はじめに 本記事は、角田光代さんの『森に眠る魚』の物語の背景となるお受験殺人と一般に呼ばれる文京区幼女殺人事件との関係、もっと普遍的に犯罪と小説との関係について『罪と罰〈1〉 (光文社古典新訳文庫)』を例に取り、書い…

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川上未映子著 『ヘヴン』 美しくて切ない物語

川上未映子さんの本は初めてだったのですが、書評などでの評判がよく手に取りました。 結果、率直に読んでよかったと思いました。 イジメが主題の物語ですが、美しい文章で綴られ、切ない物語となっています。 「机も花瓶も、傷はつい…

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話題の「博士の愛した数式」を読んでみた

この「博士の愛した数式」は、「本の雑誌」が主催する書店員が選ぶその年のベスト10のグランプリに当たる本屋大賞を1昨年受賞しています。 この「博士の愛する数式」あたりだろうかエンターテイメント小説に数学が扱われることが一つ…

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