村上春樹、書き下ろし新作長編4月に文藝春秋社から発売『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

  巷では、前作のベストセラー小説となった『1Q84』(新潮文庫)の続編待望論が多いようですが、正直、結局、感想を書けずじまいだったbook3の僕の印象は薄いのですが、 村上春樹は『1Q84』book2によって…

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池澤夏樹個人編集世界文学全集『軽蔑』より-シナリオライターって、大変

  シナリオ・ライター=脚本家って、前々から縁の下の力持ちだなぁ。 映画って、結局、監督のものだし、ハリウッドでは、プロデューサーの力って大よなって前々から思っていたのですが、 この『軽蔑』に思わず、その恵まれ…

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森鴎外「高瀬舟」解題

最初にお断りしておきます。 本記事は、森鴎外の『高瀬舟』の核心に触れています。 僕は、優れた文学なり映画、その他芸術は、例え、その結末を聞かされようと、自分が読んだり、観たりした時には、おそらく忘れているだろうし、その読…

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村上春樹と僕と君と。

僕と村上春樹との出会いは、僕の学部時代、街がすっかり、キズキや直子らに染まっていた、ちょうど、今のように、涼やかな風がなびく秋の頃だ。 誰もが、「僕とキズキと直子らの世界」に夢中になっていた。 まだ、バブルなんて姿かたち…

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村上春樹は『1Q84』book2によって、新たなる決意と覚悟と持つに至った、そして僕は、ハルキストとなった

  『1Q84』book1では、延々と続く性描写に少し辟易しましたが、青豆が問題の宗教団体へ潜入へと物語が進行すると、次は次はと読む手が押さえられず、二日くらいで一気に読めました。 結果、この『1Q84』boo…

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新潮社日本文学全集「吉行淳之介、遠藤周作、安岡章太郎」読了

やっとこさっとこ、「第三の新人」と呼ばれる「吉行淳之介、遠藤周作、安岡章太郎」の日本文学全集を読み終えることができました。足掛け二年くらい掛かりましたでしょうか^^;幾つか収録されている作品の中で僕が印象に残った作品は、…

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お子さんへのクリスマス・プレゼントにディケンズの『クリスマス・キャロル』を

僕は、子供の頃、親から毎年、誕生日プレゼントなんかに絵本や本をプレゼントされていました。 そのために、本好きとなりました。 最初は、ぐりとぐらでした。 今の時代、絵本とかは売れているらしいですが、小中高生に本をプレゼント…

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