「このミステリーがすごい!」2009年版ベスト10 国内編 発表!!


早川書房のベスト10は、いかがでしたでしょうか?
あなたのお目当ての作家は、ランクインしていてたでしょうか?
今度は、もっとも有名であろう“このミス”こと「このミステリーがすごい!
icon」の国内のベスト10を発表いたします。

それでは、早速、1位から行ってみましょう!!



1位 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎 新潮社 207点

<ストーリー>
冴えわたる伏線、印象深い会話、時間を操る構成力……すべての要素が最強の、伊坂小説の集大成!!

仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。
同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。
折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。
この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?

僕のレビューはこちら 伊坂幸太郎著 『ゴールデンスランバー』~僕にも“あの頃”と呼べる青春時代があった~ | ミステリーが好き・・・

2位 『ジョーカー・ゲーム』 柳広司 角川書店 172点

<ストーリー>
忘れるな。ここはスパイ養成学校だ。柳広司の最高傑作!

スパイ養成学校”D機関”。常人離れした12人の精鋭。
彼らを率いるカリスマ結城中佐の悪魔的な魅力。
小説の醍醐味を存分に詰め込んだ傑作スパイ・ミステリー。

3位 『完全恋愛』 牧薩次 マガジンハウス 170点

<ストーリー>
他者にその存在さえ知られない罪を完全犯罪と呼ぶ。では、他者にその存在さえ知られない恋は完全恋愛と呼ばれるべきか?





推理作家協会賞受賞の「トリックの名手」T・Mがあえて別名義で書き下した究極の恋愛小説+本格ミステリ1000枚。
舞台は第二次大戦の末期、昭和20年。福島の温泉地で幕が開く。
主人公は東京から疎開してきた中学二年の少年・本庄究(のちに日本を代表する画家となる)。
この村で第一の殺人が起こる(被害者は駐留軍のアメリカ兵)。凶器が消えるという不可能犯罪。
そして第二章は、昭和43年。福島の山村にあるはずのナイフが時空を超えて沖縄・西表島にいる女性の胸に突き刺さる、という大トリックが現実となる。
そして第三章。ここでは東京にいるはずの犯人が同時に福島にも出現する、という究極のアリバイ工作。
平成19年、最後に名探偵が登場する。
全ての謎を結ぶのは究が生涯愛し続けた「小仏朋音」という女性だった。

4位 『告白』 湊かなえ 双葉社 167点

<ストーリー>
我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。
ひとつの事件をモノローグ形式で「級友」「犯人」「犯人の家族」から、それぞれ語らせ真相に迫る。
選考委員全員を唸らせた新人離れした圧倒的な筆力と、伏線が鏤められた緻密な構成力は、デビュー作とは思えぬ完成度である。

5位 『新世界より(上・下)』 貴志祐介 講談社 152点

<ストーリー>
ここは汚れなき理想郷のはずだった。
1000年後の日本。伝説。消える子供たち。
著者頂点をきわめる、3年半ぶり書き下ろし長編小説!

子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。
一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。
いつわりの共同体が隠しているものとは――。何も知らず育った子供たちに、悪夢が襲いかかる!

第29回日本SF大賞受賞



6位 『カラスの親指』 道尾秀介 講談社 114点

<ストーリー>
大丈夫。まだ間に合うから。
注目の道尾秀介 最新作!

「こうしてると、まるで家族みたいですよね」
“ 詐欺”を生業としている、したたかな中年2人組。
ある日突然、彼らの生活に1人の少女が舞い込んだ。戸惑う2人。
やがて同居人はさらに増え、「他人同士」の奇妙な共同生活が始まった。
失くしてしまったものを取り戻すため、そして自らの過去と訣別するため、彼らが企てた大計画とは!?

7位 『黒百合』 多島斗志之 東京創元社 109点

<ストーリー>
「六甲山に小さな別荘があるんだ。下の街とは気温が八度も違うから涼しく過ごせるよ。きみと同い年のひとり息子がいるので、きっといい遊び相手になる。一彦という名前だ」父の古い友人である浅木さんに招かれた私は、別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で「この池の精」と名乗る少女に出会う。
夏休みの宿題、ハイキング、次第に育まれる淡い恋、そして死――一九五二年夏、六甲の避暑地でかけがえのない時間を過ごす少年たちを瑞々しい筆致で描き、文芸とミステリの融合を果たした傑作長編。
才人が到達した瞠目の地平!





8位 『山魔の如き嗤うもの』 三津田信三 原書房 91点

<ストーリー>
山魔に嗤われたら
……終わり

忌み山で人目を避けるように暮らしていた一家が忽然と消えた。惨劇はそこから始まる。
あたかもそれは六地蔵様の童唄のようだった。
「しろじぞうさま、のーぼる」
一人目の犠牲者が出た。
「くろうじぞうさま、さーぐる」
二人目の犠牲者──。
「あかじぞうさま、こーもる」
そして……

消失と惨劇の忌み山で
刀城言耶が「見た」ものとは……

9位 『ディスコ探偵水曜日(上・下)』 舞城王太郎 新潮社 89点

<ストーリー>
愛、暴力、そしてミステリ。舞城史上、最大のスケールで描く最高傑作。

迷子捜し専門の米国人探偵・ディスコ・ウェンズデイ。
あなたが日本を訪れたとき、〈神々の黄昏〉を告げる交響楽が鳴り響いた――。
魂を奪われてしまった娘たち。
この世を地獄につくりかえる漆黒の男。
時間を彷徨う人びと。
無限の謎を孕む館・パインハウス。名探偵たちの終わり無き饗宴。
「新潮」掲載+書下ろし 1000枚。二十一世紀の黙示録、ここに完成。

10位 『ラットマン』 道尾秀介 光文社 85点

<ストーリー>
姫川はアマチュアバンドのギタリストだ。高校時代に同級生3人とともに結成、デビューを目指すでもなく、解散するでもなく、細々と続けて14年になり、メンバーのほとんどは30歳を超え、姫川の恋人・ひかりが叩いていたドラムだけが、彼女の妹・桂に交代した。そこには僅かな軋みが存在していた。姫川は父と姉を幼い頃に亡くしており、二人が亡くなったときの奇妙な経緯は、心に暗い影を落としていた。
ある冬の日曜日、練習中にスタジオで起こった事件が、姫川の過去の記憶を呼び覚ます。――事件が解決したとき、彼らの前にはどんな風景が待っているのか。
新鋭作家の新たなる代表作。

各ストーリーは、各出版社のHPより引用しています。

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