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首相暗殺の濡れ衣を着せられた男の話なので、スリリングな話かと思えば青春小説の趣であった。また、監視社会と首相テロの話ということで『魔王』のような不気味な話を期待しながら読んだが、それとも違っていた。
最後まで読んでも、全ては明らかにされないのだが、セキュリティポッドで携帯電話の盗聴、盗撮できる監視システムが完備している時代としては、主人公・青柳雅春をはめる手段はアナログであった。
ただ、読後感は良かったです。
ゴールデンスランバー | |
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<ストーリー>
冴えわたる伏線、印象深い会話、時間を操る構成力……すべての要素が最強の、伊坂小説の集大成!!
仙台での凱旋パレード中、突如爆発が起こり、新首相が死亡した。同じ頃、元宅配ドライバーの青柳は、旧友に「大きな謀略に巻き込まれているから逃げろ」と促される。折しも現れた警官は、あっさりと拳銃を発砲した。どうやら、首相暗殺犯の濡れ衣を着せられているようだ。この巨大な陰謀から、果たして逃げ切ることはできるのか?
<感想>
「ゴールデンスランバー」とは、ビートルズの最後のスタジオ録音のアルバム「アビィ・ロード」の中の短い曲のことなのですが、ある程度、ビートルズのことを知っていれば、実際は、この『ゴールデンスランバー』に出てくるような録音時の美しい話は全くなく、事実は真逆である。
ご存知のとおり、ビートルズのメンバーは4人ですが、この『ゴールデンスランバー』に出てくる主人公たちも4人である。
しかし、それぞれジョン・レノン、ポール・マッカトニーなどそれぞれの性格やポジションを反映しているわけではない。
この『ゴールデンスランバー』には、ビートルズの「ゴールデンスランバー」の一節、「Once there was a way to get back homeward」(昔は故郷へ続く道があった)が繰り返し、出てくる。
「帰るべき故郷」を、主人公らの青春時代「あの頃の俺たち」と繰り返し、振り返っている。
僕にも「あの頃の俺たち」と呼べる奴等との青春時代があった。
そんなことを思い出させてくれる作品であった。
この本は、昨年の本屋大賞を受賞している作品であるが、僕はそれほど高く評価しないが読んで損はない作品であった。
そして僕は、今、久し振りにビートルズを聴いている。
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