一部で福島で甲状腺がんが高まるという噂が高まっていますが、信頼できる世界保健機関(WHO)からの報告


 

福島のカブトムシ園が再開して元気に遊ぶ子供達の様子

福島で元気に遊ぶ子供らの様子

一部でブログ等、ネット界で福島において、幼児ら子供たちの甲状腺がんが増加するのではないかと懸念または噂が高まっていますが、医療界において様々な指針を出している世界保健機関(WHO)からの報告が、ニュースにあったので引用させて貰います。





福島原発事故、がん患者増の可能性低い…WHO : 科学 : YOMIURI ONLINE(読売新聞).より全文引用。

世界保健機関(WHO)は28日、東京電力福島第一原子力発電所事故で放出された放射性物質による健康影響の評価を発表した。

一部地域で子供の甲状腺がんの発症確率が高まる可能性を指摘した。ただ、放射線量の高い「計画的避難区域」に4か月間避難せずにとどまり、汚染された物を食べ続けるなど、ありえない最悪条件を想定して計算している。実際にがん患者の増加が住民の間で見られる可能性は低いと結論づけた。

WHOは、日本政府が発表した大気中の放射線量などから住民の被曝ひばく線量を計算。事故当時1歳、10歳、20歳だった人が、様々な種類のがんを発症するリスクを分析した。事故直後に避難した原発20キロ・メートル圏内の住民は評価対象外とした。

甲状腺がんの確率が最も高まったのは福島県浪江町の1歳児で、16歳までの発症確率が、男児は平常時の0・0014%から事故によって0・0104%に、女児は0・0040%から0・0365%に、それぞれ上がった。同じく16歳までに白血病になる確率は、男児が0・03%から0・055%に、女児が0・03%から0・047%に上がった。

報告書は、子供の健康管理に注意が必要だと指摘している。ただ、どちらのがんも、対象年齢の乳幼児が数百人だとすると、事故後でも患者数は1人に満たず、実際に患者の増加が確認される可能性は低い。

(2013年3月1日08時25分 読売新聞)

この甲状腺がんの確率が最も高い地域での甲状腺がんの発症確率が、男児は平常時の0・0014%から事故によって0・0104%に、女児は0・0040%から0・0365%に

同じく16歳までに白血病になる確率は、男児が0・03%から0・055%に、女児が0・03%から0・047%に上がった。

との世界保健機関(WHO)の報告は、以前、僕が





フクシマを考える:まずは、福島の人々へ思いを馳せよう。 それからでも、決して遅くない原発の是非を問うのは。平和ボケと言われても仕方の無い日本という国のかたち | KI-Academic.

の記事において、詳細な放射線測定値に基づかず、新聞等で報告されているだいたいの放射線測定値から、幼少時代、「はだしのゲン」を読んで原爆の恐ろしさにショックを受け、関連する領域であったため、自分で放射線生物学を勉強した結果から、類推した

僕が考える通常、20年後、30年後、福島原発近郊及びその他、放射線測定値の高い地域で、福島原発事故の影響による発ガンのリスクは、日本国民の発ガンリスクを、0.0何%もしくは、0.00何%かそれ以下の桁数、引き上げるだけではないかと考えます。

と大きな違いとならなかった。

しかしながら、フクシマを考える:まずは、福島の人々へ思いを馳せよう。 それからでも、決して遅くない原発の是非を問うのは。平和ボケと言われても仕方の無い日本という国のかたち | KI-Academic.にも書いたように、これらは、今までの蓄積されたデータからの類推であって、果たして、20~50年後、実際に起こる結果と、どこまで一致するかは未知数である事も付け加えておきます。

また、例え、「報告書は、子供の健康管理に注意が必要だと指摘している。ただ、どちらのがんも、対象年齢の乳幼児が数百人だとすると、事故後でも患者数は1人に満たず、実際に患者の増加が確認される可能性は低い。」であっても、もし仮に福島原発事故の影響(これは、今後の裁判にも関係するのですが、それを証明するのは困難です。)で1人でも子供の尊い命を落としたとしよう。





それは、福島原発事故が無ければ失われなかった命であり、小出裕章氏の訴えるように「今までの原発推進政策を積極的にも消極的にも黙認してきた大人達には責任がある。」であっても、子供らには何ら責任がないのです。

いわば、もし、1人でも子供の命が失われれば、「今までの原発推進政策を積極的にも消極的にも黙認してきた大人達」すなわち選挙権を持っていた過去の人も含め、日本人の大人たち全てに責任があると言えよう。

この点を深く考えて貰えればと、願ってます。

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