第1回翻訳ミステリ大賞ノミネート作品 発表!!


図書館で書評を眺めていたら、今年の3月に翻訳大賞なるものが創設され、発表されることをキャッチした。
なんでも、減少し続ける翻訳ミステリーに危機感を持った翻訳者たちが立ち上がって、少しでも翻訳ミステリーの素晴らしさを知ってもらいたいと手弁当ではじめたようです。
その翻訳ミステリ大賞のノミネート作品が発表されているので、ここにお伝えしたいと思います。


『犬の力(上下)』 ドン・ウィンズロウ 東江一紀訳 角川文庫

<ストーリー>
血みどろの麻薬戦争に巻き込まれた、DEAのエージェント、ドラッグの密売人、コールガール、殺し屋、そして司祭。戦火は南米のジャングルからカリフォルニアとメキシコの国境へと達し、苛烈な地獄絵図を描く--。

『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上下)』 スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ美穂/岩澤雅利 訳 早川書房 





<ストーリー>
全世界で2100万部突破、2008年度世界書籍売り上げランキング第2位! 世界中に旋風を巻き起こした驚異のミステリ三部作の第一部。映画化され、ヨーロッパを中心に各国でナンバー1の大ヒット
 
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家ヴェンネルストレムの違法行為を暴露する記事を発表した。だが、名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れることになる。そんな彼の身元を大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルが密かに調べていた。背中にドラゴンのタトゥーを入れ、特異な風貌をした女性調査員リスベットの働きで、ヘンリックはミカエルが信頼に足る人物だと確信し、兄の孫娘ハリエットがおよそ40年前に失踪した事件の調査を彼に依頼する。ハリエットはヘンリックの一族が住む孤島で忽然と姿を消していた。ヘンリックは一族の誰かが殺したものと考えており、事件を解決すれば、ヴェンネルストレムを破滅させる証拠資料を渡すという。ミカエルは依頼を受諾し、困難な調査を開始する。

『ミレニアム2 火と戯れる女(上下)』 スティーグ・ラーソン ヘレンハルメ美穂/山田美明 訳 早川書房

<ストーリー>
今世紀最大のミステリ三部作、激動の第二部に突入!

背中にドラゴンのタトゥーを入れた女性調査員リスベットにたたきのめされた彼女の後見人ビュルマン弁護士は、復讐を誓っていた。ビュルマンはリスベットの過去を徹底的に洗い、彼女を心の底から憎む人物を探し出した。彼はその人物と連絡を取り、リスベットを拉致する計画が動き始める。その頃、月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルらは、重大な決断をしていた。ジャーナリストのダグとその恋人ミアが進める人身売買と強制売春の調査をもとに、特集号を刊行し、書籍を出版することを決定したのだ。ダグの調査では、背後にザラという謎の人物がいるようだった。旅行先から帰ってきたリスベットもダグの調査を知り、独自にザラを追い始めた。だがその矢先、彼女の拉致を図る者たちの襲撃を受けた!

『川は静かに流れ』 ジョン・ハート 東野さやか訳 ハヤカワ・ミステリ文庫





<ストーリー>
2008年度アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞! 父子の葛藤を描く傑作ミステリ。
「僕という人間を形作った出来事はすべてその川の近くで起こった。川が見える場所で母を失い、川のほとりで恋に落ちた。父に家から追い出された日の、川のにおいすら覚えている」殺人の濡れ衣を着せられ故郷を追われたアダム。苦境に陥った親友のために数年ぶりに川辺の町に戻ったが、待ち受けていたのは自分を勘当した父、不機嫌な昔の恋人、そして新たなる殺人事件だった。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。解説:北上次郎。

『グラーグ57(上下)』 トム・ロブ・スミス 田口俊樹訳 新潮文庫

<ストーリー>
「このミステリーがすごい! 2009年版」海外編第1位『チャイルド44
』続編! 凍てつくシベリアから――、燃え盛るブダペストへ――。

運命の対決から3年――。レオ・デミドフは念願のモスクワ殺人課を創設したものの、一向に心を開こうとしない養女ゾーヤに手を焼いている。折しも、フルシチョフは激烈なスターリン批判を展開。投獄されていた者たちは続々と釈放され、かつての捜査官や密告者を地獄へと送り込む。そして、その魔手が今、レオにも忍び寄る……。世界を震撼させた『チャイルド44
』の続編、怒濤の登場!

公式サイト:翻訳ミステリー大賞シンジケート





各ストーリーは、各出版社のHPより引用しています。

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