早川書房「ミステリが読みたい!」2009年版[海外部門]ベスト10発表!!


セブンアンドワイで予約注文していた早川書房の「ミステリが読みたい!」2009年版が届いたので、海外部門の結果をお知らせします。
セブンアンドワイは、1500円未満でも近くのセブンイレブンで受け取りなら、送料は無料です。
では、海外部門のベスト10を発表いたします。
例年のように、最初は、取りあえずは、ストーリーのみ紹介し、「ミステリが読みたい!」2009年版に書かれている解説等は、順次、更新していくつもりです。



1位 『運命の日(上・下)』   デニス・ルヘイン
    加賀山卓朗訳/早川書房    132点(33+99)

<ストーリー>
世界に先駆け、日本刊行! 『ミスティック・リバー』の俊英が満を持して放つ画期的大作

第一次大戦末期の1918年。ロシア革命の影響を受けて、アメリカ国内では社会主義者、共産主義者、アナーキストなどがさかんに活動し、組合活動が活発になる一方で、テロも頻発していた。そんな折り、有能な警部を父に持つボストン市警の巡査ダニー・コグリンは、インフルエンザが猛威をふるう中、特別な任務を受ける。それは、市警の組合の母体となる組織や急進派グループに潜入して、その動きを探ることだった。だが彼は、捜査を進めるうちにしだいに、困窮にあえぐ警官たちの待遇を改善しようと考えるようになる。一方、オクラホマ州タルサでは、ホテルに勤めていた黒人の若者ルーサー・ローレンスがトラブルに巻き込まれてギャングを殺し、追われる身となっていた。ボストンにたどり着いたルーサーはコグリン家の使用人になり、ダニーと意気投合する。ある日、ダニーは爆弾テロの情報を得て、現地に急行する。だが、その犯人は意外な人物だった……。大反響を巻き起こした『ミスティック・リバー』『シャッター・アイランド』の著者が、満を持して放つ画期的大作

2位 『フロスト気質(かたぎ)(上・下)』   R・D・ウィングフィールド
    芹澤恵訳/創元推理文庫    114点(66+48)

<ストーリー>
ハロウィーンの夜、ゴミの山から幼い少年の死体が発見されたのを手始めに、デントン市内でまたしても続発する難事件の数々。連続幼児刺傷犯が新たな罪を重ね、15歳の少女は誘拐され、身元不明の腐乱死体が見つかる……。これら事件の陣頭指揮に精を出すのは、ご存じ天下御免の仕事中毒、ジャック・フロスト警部その人。勝ち気な女性部長刑事を従えて、休暇返上で働く警部の雄姿をとくと見よ! 警察小説の大人気シリーズ第4弾。

3位 『ザ・ロード』   コーマック・マッカーシー
    黒原敏行訳/早川書房    96点(24+72)

<ストーリー>
ピュリッツァー賞受賞! 『すべての美しい馬』『血と暴力の国』著者の最高傑作。
空には暗雲がたれこめ気温は下がり続ける。目前には、廃墟と降り積もる灰に覆われた世界が……。父と子はならず者から逃れ、必死に南への道をたどる。世界は本当に終わってしまったのか? 荒れ果てた大陸を漂流する父子の旅路を独自の筆致で描く巨匠渾身の長篇。

4位 『チャイルド44(上・下)』   トム・ロブ・スミス
    田口俊樹訳/新潮文庫    87点(33+54)

<ストーリー>
この国家は連続殺人の存在を認めない。ゆえに犯人は自由に殺しつづける――。リドリー・スコット監督で映画化!

スターリン体制下のソ連。国家保安省の敏腕捜査官レオ・デミドフは、あるスパイ容疑者の拘束に成功する。だが、この機に乗じた狡猾な副官の計略にはまり、妻ともども片田舎の民警へと追放される。そこで発見された惨殺体の状況は、かつて彼が事故と遺族を説得した少年の遺体に酷似していた……。ソ連に実在した大量殺人犯に着想を得て、世界を震撼させた超新星の鮮烈なデビュー作!





5位 『深海のYrr(イール)(上・中・下)』   フランク・シェッツィング
    北川和代訳/ハヤカワ・ミステリ文庫   69点(24+45)

<ストーリー>
ドイツで『ダ・ヴィンチ・コード』からベストセラー第1位の座を奪った驚異の小説

ノルウェー海で発見された無数の異様な生物。海洋生物学者ヨハンソンの努力で、その生物が海底で新燃料メタンハイドレートの層を掘り続けていることが判明した。カナダ西岸ではタグボートやホエールウォッチングの船をクジラやオルカの群れが襲い、生物学者アナワクが調査を始める。さらに世界各地で猛毒のクラゲが出現、海難事故が続発し、フランスではロブスターに潜む病原体が猛威を振るう。母なる海に何が起きたのか?

6位 『ブルー・ヘヴン』   C・J・ボックス
    真崎義博訳/ハヤカワ・ミステリ文庫   60点(6+54)

<ストーリー>
殺人現場を目撃した幼い姉弟に迫る犯人の魔 手。雄大な自然を背景に展開するサスペンス

6位 『ウォッチメイカー』  ジェフリー・ディーヴァー
    池田真紀子訳/文藝春秋    60点(30+30)

<ストーリー>
10人の殺害を予告する殺人鬼ウォッチメイカー。次はいつ、どこで、誰が殺される? ドンデン返しの名手のライム・シリーズ最新作!

現在のミステリ界で最大の人気を誇るのはディーヴァーのリンカーン・ライム・シリーズでしょう。最新作では“ボーン・コレクター”を思わせる怪人“ウォッチメイカー”との頭脳対決が展開します。
現場に時計を残してゆく殺人鬼ウォッチメイカー。目撃証言から犯人が購入した時計は10個と判明。全部で10人の人間が殺害されるのだ。次は誰が、いつ? 鑑識の天才ライムの頭脳が殺人鬼を追うが――。
ドンデン返しの名手の技が冴えわたる傑作、お見逃しなく!(NS)

8位 『ロミオ』   ロバート・エリス
    東野さやか訳/ハヤカワ・ミステリ文庫    57点(6+51)





<ストーリー>
美しい女性刑事 vs.恐怖の連続強姦殺人鬼! 壮絶なバトルを描くサスペンス

美女ばかりを狙った残忍な暴行殺人鬼「ロミオ」の突然の出現に、ロス市民は恐怖の底に突き落とされた。殺人課刑事リーナ・ギャンブルはベテランの相棒と捜査に全力を尽くすが、狡猾な犯人の尻尾をつかむことはできない。だがやがて、リーナの家族の暗い過去と事件の不可解な繋がりが明らかになると、事態は一転。彼女自身にロミオの魔手が迫る――美しき女性刑事vs.異常殺人鬼の極限死闘!新鋭が放つ、衝撃のサスペンス。

9位 『タンゴステップ(上・下)』   ヘニング・マンケル
    柳沢由実子訳/創元推理文庫    45点(18+27)

<ストーリー>
男は54年間、眠れぬ夜を過ごしてきた。森の一軒家、ダークスーツを着て、人形をパートナーにタンゴを踊る。だが、ついに敵が男を捕らえた……。ステファン・リンドマン37歳、警官。舌ガンの宣告に動揺する彼が目にしたのは、新米のころ指導をうけた先輩が、無惨に殺害されという記事だった。治療を前に休暇をとった彼は、単身事件の現場に向かう。CWA賞受賞作『目くらましの道』に続く、スウェーデン推理小説の記念碑的作品。

10位 『ダルジールの死』   レジナルド・ヒル
     松下祥子訳/ハヤカワ・ミステリ    42点(18+24)

<ストーリー>
あの警視が死んだ!? そんなこと、信じられない! 度肝を抜く展開で贈る、シリーズ史上最大の話題作

通報してきたのが無能で鳴らすヘクター巡査でなかったら、通報を受けたのが無頼で鳴らすダルジール警視でなかったら、事件の様相はまったく違っていたかもしれない。だが現実には、爆破テロに巻きこまれたダルジールは瀕死の重傷で生死の境をさまよい、パスコーがただ一人爆破事件を追っている。事件の背後には、反テロを標榜してテロ容疑者や支援者を殺してゆく〈新テンプル騎士団〉と名乗る謎のグループが介在しているらしい。だが、敵のメンバーは公安捜査の中枢にも……ダルジールの容態を気づかいつつも、パスコーは単独捜査に突っ走る!

各ストーリーは、各出版社のHPから引用しています。

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