「ミステリが読みたい!」2010年ミステリ・ベスト10発表! 国内篇

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ミステリマガジン編集部によるこの早川書房の『ミステリが読みたい! 2011年版
』のミステリー・ベスト10は、幾つかあるその年のミステリ・ベスト10の中で最も早く刊行されるため、対象となる作品の刊行月日が、他のミステリー・ベスト10と若干、違っていたりします。
このミステリマガジン編集部によるこの早川書房の『ミステリが読みたい!』のミステリー・ベスト10の対象作品は、奥付表記で2009年10月1日~2010年9月末日に刊行された広義の国産ミステリとされております。
そのため、他の週刊文春のミステリ・ベスト10や“このミス”こと『このミステリーがすごい!』が選んだミステリー・ベスト10では昨年、ベスト10に登場した作品が、時によって『ミステリが読みたい!』で今年に選ばれていたりします。
2010年である今年の国内篇でも、そのような結果となっております。

早川書房の『ミステリが読みたい! 2011年版
』では、2010年ミステリ ベスト・ランキングのほかに、ゼロ年代ミステリ ベスト・ランキングも発表しております。
おいおい、こちらも発表できればと考えています。
そして、『ミステリが読みたい!2011年版』では、ゼロ年代の海外ミステリーを振り返る座談会、福井健太氏による「国内ミステリのゼロ年代を振りかえる」の記事も掲載されています。

それでは、ミステリマガジン編集部によるこの早川書房の『ミステリが読みたい!』による2010年ミステリ・ベスト10国内篇を発表いたします。



1.『Another』 綾辻行人  262点

<ストーリー>
気をつけて。もう、始まってるかもしれない
夜見山北中学に転校してきた榊原恒一は、クラスの奇妙な雰囲気に違和感を覚える。孤高の美少女ミサキ・メイに惹かれ、接触を試みるが、謎は深まるばかり。そんな中、クラス委員長の桜木ゆかりが凄惨な死を遂げた!

2.『悪の教典』 貴志祐介  187点

<ストーリー>
生徒に絶大な人気を誇り、
PTAや職員の間でも抜群に評判のいい教師が
反社会性人格障害(サイコパス)だったとき、
惨劇へのカウントダウンが始まった。

英語科教諭・蓮実聖司、32歳。
暴力生徒や問題父兄、淫行教師など、現代の学校が抱える病理に
骨まで蝕まれた私立高校で、彼は何を行ったのか。

高いIQをもつ殺人鬼は、“モリタート”の旋律とともに
犯行を重ねていく。

3.『写楽 閉じた国の幻』 島田荘司  171点

<ストーリー>
ミステリ界の巨匠が、遂に「写楽の正体」を捉えた! 盲点を衝く最強説登場。

浮世絵研究家が入手した一枚の肉筆画。大胆なデフォルメ、奇妙な文字。まさかこれは?! 研究者生命を賭け、彼は写楽に挑む。錯綜する諸説、不可解な沈黙、謎の言葉「命須照」。古い墓石、見過ごされた日記――。史実の点と線をつなぎ浮上する意想外の「犯人」とは? 鮮やかな視点、シンプルで強靱な論理。構想20年の大作刊行!

4.『犬なら普通のこと』 矢作俊介+司城志朗 147点

<ストーリー>
矢作・司城ゴールデンコンビ、25年ぶりの新作にして最高傑作! 「人を殺すのは疲れる。犬のような人生を変えるためでも」行き詰まったヤクザ者たちが2億円を賭けて沖縄を這い回る

暑熱の沖縄。ドブを這い回る犬のような人生。もう沢山だ――ヤクザのヨシミは、組で現金約2億円の大取引があると知り、強奪計画を練る。金を奪ってこの島を出るのだ。だが襲撃の夜、ヨシミの放った弾は思いがけない人物の胸を貫く。それは、そこにいるはずのない組長だった。犯人探しに組は騒然とし、警察や米軍までが入り乱れる。次々と起こる不測の事態をヨシミは乗り切れるのか。血と暴力の犯罪寓話。

5.『叫びと祈り』 梓崎優 142点




<ストーリー>
砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇……ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。綾辻行人、有栖川有栖、辻真先三選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理誕生。大型新人の鮮烈なデビュー作!

5.『水魑の如き沈むもの』 三津田信三  142点

<ストーリー>
刀城言耶シリーズ書き下ろし長編!村の人々は、豊かな水を求めて湖の神・水魑様への儀式を挙げていた。その最中、言耶の眼前で事件は起こる。宮司たちが次々に不可解な状況で殺されていく。二転三転のすえに示された真犯人とは・・・。

7.『隻眼の少女』 麻耶雄嵩 133点

<ストーリー>
新本格界のグラディエーターが放つ超絶ミステリーの頂点

寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。事件は解決したが、18年後に再び悪夢が…
自殺する場所を求め寒村の温泉宿を訪れた大学生の種田静馬は、少女の首切り事件に遭遇する。犯人の罠により殺人犯と疑われた静馬を見事な推理で救った、水干姿の隻眼の少女探偵・御陵みかげ。静馬は助手見習いとして、みかげと共に事件の謎に挑む。みかげは父を失いながらも難事件を解決するが、18年後に同じ村で再び惨劇が……。本格ミステリ界のグラディエーターが放つ、超絶の問題作登場です!(AK)

8.『シューマンの指』 奥泉光  132点

<ストーリー>
高校3年の春、彼の前に現れた天才美少年ピアニスト。その白く艶めかしい指が奏でたのは、≪殺人の序曲≫だった――。
甘美なる調べ。衝撃の結末。
生誕200周年・シューマンに捧げる、本格音楽ミステリ

シューマンの音楽は、甘美で、鮮烈で、豊かで、そして、血なまぐさい――
シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「私」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に居合わせた修人はその後、指にピアニストとして致命的な怪我を負い、事件は未解決のまま30年の年月が流れる。そんなある日「私」の元に修人が外国でシューマンを弾いていたという「ありえない」噂が伝わる。修人の指に、いったいなにが起きたのか。

野間文芸賞受賞後初、鮮やかな手さばきで奏でる“書き下ろし”長篇小説。

9.『綺想宮殺人事件』 芦辺拓 117点

<ストーリー>
世紀の〈奇書〉、ついに降臨。
ミステリを知り尽くした本格の雄が贈る「最後の探偵小説」。

琵琶湖畔にそびえる壮麗な怪建築群──《綺想宮》を訪れた名探偵・森江春策を待ち受けていたのは、美しき案内人・二十重亜綺楽と七人の奇怪な滞在客だった。この不可思議な宮殿に森江が到着した晩、自動的に詩をつむぐ機械「大発見(ジ・ユーレカ)」が火精(ザラマンダー)、水精(ウンデーネ)、風精(ジュルフェ)、土精(インクーブス)の呪文を歌い上げた。翌日から、天地創造の七日間を表わす曲が奏でられる中、滞在客は次々謎の死をとげてゆく。暗室(カメラ・オブスキユラ)で発見された五芒星(ペンタグラム)の上の焼死体、毒草園に描かれた九芒星(エニアグラム)と地中に埋められた死体……それぞれの死体に過剰なまでに凝らされた「見立て」は何を意味するものか?

本格ミステリを愛し、その神髄を知り抜いた著者が「探偵小説の最期」に捧ぐ訣別の書!

10.『神の棘』 須賀しのぶ  111点

<ストーリー>
男は神を棄て、栄光を手にした――激動のナチス・ドイツを貫く、二人の青年の魂の相克! 『キル・ゾーン』『流血女神伝』などの軍事冒険小説で高い評価を受ける著者が、ミステリ界に新たな足跡を刻む、全2巻連続刊行の歴史ロマン巨篇。

1935年、ドイツ。若く優秀な保安情報部(SD)員アルベルトは、党規に従い神を棄てた。そして上官のハイドリヒから、ヒトラー政権に反発する国内カトリック教会の摘発を命じられる。一方、アルベルトの幼馴染マティアスは、大恐慌で家族を失くし、修道士として静かに生活していた。道を分かたれたはずの二人が再び出会ったとき、友情と裏切りに満ちた相克のドラマが幕を開ける。全二巻連続刊行の歴史ロマン大作!

各ストーリーは、各出版社のHPより引用しています。
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