「ミステリが読みたい!」2009ミステリ ベスト10発表! 海外篇


いまある年末ベスト10の中では、一番遅く創設された「ミステリが読みたい!
」ですが、アクセス解析を見てみると最も多くの検索ワードが、この「ミステリが読みたい!」です。
それだけミステリーにおける早川書房というブランドの信頼度が高いのでしょうか。
その「ミステリが読みたい!」の「ミステリが読みたい!」2009ミステリ ベスト10ですが、その結果は、他のベスト10とあまり変わらぬ結果となりましたが、その選考手順は昨年の読者と一緒に選ぶという形式から、大きく変え、ミステリマガジン編集部が「ミステリの真のプロ」と呼ぶ人たちに4つの基準(ストーリー、サプライズ、キャラクター、文体)で格付けています。
また、内容もこれから海外ミステリを読もうと考える方のために「海外ミステリ・オールタイム・ベスト100forビギナーズ」やジャンル別、目的別ベスト5を海外/国内などを掲載し、新機軸を打ち出し、他のミステリー・ベスト10との差別化を図っている。


1.『ミレニアム 1~3』 スティーグ・ラーソン 2266点

<ストーリー>
全世界で2100万部突破、2008年度世界書籍売り上げランキング第2位! 世界中に旋風を巻き起こした驚異のミステリ三部作の第一部。映画化され、ヨーロッパを中心に各国でナンバー1の大ヒット
 
月刊誌『ミレニアム』の発行責任者ミカエルは、大物実業家ヴェンネルストレムの違法行為を暴露する記事を発表した。だが、名誉毀損で有罪になり、彼は『ミレニアム』から離れることになる。そんな彼の身元を大企業グループの前会長ヘンリック・ヴァンゲルが密かに調べていた。背中にドラゴンのタトゥーを入れ、特異な風貌をした女性調査員リスベットの働きで、ヘンリックはミカエルが信頼に足る人物だと確信し、兄の孫娘ハリエットがおよそ40年前に失踪した事件の調査を彼に依頼する。ハリエットはヘンリックの一族が住む孤島で忽然と姿を消していた。ヘンリックは一族の誰かが殺したものと考えており、事件を解決すれば、ヴェンネルストレムを破滅させる証拠資料を渡すという。ミカエルは依頼を受諾し、困難な調査を開始する。

2.『グラーグ57(上下)』 トム・ロブ・スミス 1912点

<ストーリー>
「このミステリーがすごい! 2009年版」海外編第1位『チャイルド44
』続編! 凍てつくシベリアから――、燃え盛るブダペストへ――。

運命の対決から3年――。レオ・デミドフは念願のモスクワ殺人課を創設したものの、一向に心を開こうとしない養女ゾーヤに手を焼いている。折しも、フルシチョフは激烈なスターリン批判を展開。投獄されていた者たちは続々と釈放され、かつての捜査官や密告者を地獄へと送り込む。そして、その魔手が今、レオにも忍び寄る……。世界を震撼させた『チャイルド44
』の続編、怒濤の登場!

3.『ユダヤ警官同盟(上下)』 マイケル・シェイボン 1910点

<ストーリー>
ヒューゴー賞、ネビュラ賞、ローカス賞三冠制覇! とてつもないミステリ、上陸。最果ての地で繰り広げられる刑事たちのハードボイルド・ワンダーランド。世界的ベストセラー、ついに邦訳。

安ホテルでヤク中が殺された。傍らにチェス盤。後頭部に一発。プロか。時は2007年、アラスカ・シトカ特別区。流浪のユダヤ人が築いたその地は2ヶ月後に米国への返還を控え、警察もやる気がない。だが、酒浸りの日々を送る殺人課刑事ランツマンはチェス盤の謎に興味を引かれ、捜査を開始する――。ピューリッツァー賞受賞作家による刑事たちのハードボイルド・ワンダーランド、開幕!

4.『川は静かに流れ』 ジョン・ハート 1742点





<ストーリー>
2008年度アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞! 父子の葛藤を描く傑作ミステリ。
「僕という人間を形作った出来事はすべてその川の近くで起こった。川が見える場所で母を失い、川のほとりで恋に落ちた。父に家から追い出された日の、川のにおいすら覚えている」殺人の濡れ衣を着せられ故郷を追われたアダム。苦境に陥った親友のために数年ぶりに川辺の町に戻ったが、待ち受けていたのは自分を勘当した父、不機嫌な昔の恋人、そして新たなる殺人事件だった。アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀長篇賞受賞作。解説:北上次郎。

5.『犬の力(上下)』 ドン・ウィンズロウ 1601点

<ストーリー>
血みどろの麻薬戦争に巻き込まれた、DEAのエージェント、ドラッグの密売人、コールガール、殺し屋、そして司祭。戦火は南米のジャングルからカリフォルニアとメキシコの国境へと達し、苛烈な地獄絵図を描く--。

6.『死神を葬れ』 ジョシュ・バゼル 1564点

<ストーリー>
この夏最強! とんでもないドライブ感、ブラックさ、結末。世界33ヶ国に翻訳! 全米ベストセラーの超絶メディカル・スリラー、上陸。

「病院勤務は悪夢だ」挨拶がわりに僕らはこう言う。研修医の地獄のシフトじゃ睡眠時間は当然不足、疲労は無限。クスリでもキメなきゃやってられない。しかもその日の入院患者が最悪。マフィアのそいつは知られてはならぬ僕の過去を知っているのだ――。疾走感抜群の語り口で病院内部と裏社会の暗黒面を鮮やかに描き、驚愕の結末が全米の度肝を抜いたメディカル・スリラー、上陸!

7.『リンカーン弁護士(上下)』 マイクル・コナリー 1394点





<ストーリー>
名手コナリーが挑む初のリーガル・サスペンス

職業、弁護士 オフィスは高級車
スティーヴン・キング激賞!「本書は、ほんものの極上品(キャデラック)だ」

高級車の後部座席を事務所代わりにロサンジェルスを駆け巡り、細かく報酬を稼ぐ刑事弁護士ミッキー・ハラー。収入は苦しく誇れる地位もない。そんな彼に暴行容疑で逮捕された資産家の息子から弁護依頼が舞い込んだ。久々の儲け話に意気込むハラーだが……警察小説の名手が挑む迫真のリーガル・サスペンス。

8.『迷惑なんだけど?』 カール・ハイアセン 1181点

<ストーリー>
大好評の『復讐はお好き? (文春文庫)
』に続く最新作!

ふざけんな! 息子との夕食を台無しにした迷惑電話にハニーは激怒した。彼女は問題のセールスマン、ボイドを孤島におびき寄せ、根性を叩き直してやることにした。何も知らずボイドは愛人連れで旅立つが、島にはハニーを狙う狂気のストーカーも……。大好評の痛快作「復讐はお好き?」に続く最新作、今回も楽しい読書を保証!

9.『スリーピング・ドール』 ジェフリー・ディーヴァー 1069点

<ストーリー>
ウォッチメイカー
』で活躍した尋問の天才、殺人鬼に挑む

各ミステリー・ランキングを制覇した『ウォッチメイカー』でリンカーン・ライムに協力した《人間嘘発見器》キャサリン・ダンス捜査官をご記憶ですか? ライム・シリーズ歴代の「助演者」中、最大の人気を誇る彼女が主役を張る新作の登場です。刑務所から脱獄した殺人カルト教祖を、その技術を駆使して追うダンスは、かつての大量殺人に深い闇があったことを知る。事件の唯一の生き残りである少女の閉ざされた心を開くことはできるのか?今回もまた意外性と驚愕が満載。徹夜必至の傑作に仕上がっています。

9.『メアリー-ケイト』 ドゥエイン・スウィアジンスキー 1069点

<ストーリー>
ラブ&タイムリミット・クライム・サスペンス

毒を盛ったから、あなた十時間後に死ぬわ―バーで飲んでいたジャックは、隣の席に座った美女の言葉に耳を疑った。さらに、解毒剤がほしければいうことをきけと言い、奇妙奇天烈な要求をしてくる。片時も離れず、女がトイレに行く時も一緒についてこいというのだ。やがてムラムラしたジャックは彼女に襲いかかってしまう。そんな馬鹿なことをしている間に悲劇は着々と進行し…予測不可能なタイムリミット・サスペンス。





各ストーリーは、各出版社のHPより引用しています。

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