「このミステリーがすごい!」2010年 ベスト10 国内編

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すでに恒例となった年末のミステリー・ベスト10ですが、このブログ「ミステリーが好き・・・」では伝えていないのですが本格ミステリー・ベスト10も存在します。
そんな各社が競い合って集計するその年のミステリー・ベスト10ですが、やはりマスコミ等に知れ渡り、知名度を上げたのは、1988年から地道に活動していた「このミステリーがすごい!」ではないでしょうか。
大沢在昌や真保裕一がブレイクしたのも、この「このミステリーがすごい!」からだと記憶しています。
1994年1位の高村薫の『マークスの山
』、96年1位の真保裕一の『ホワイトアウト
』、97年1位の馳星周の『不夜城
』、98年1位の桐野夏生の『OUT
』、99年1位の同じく高村薫の『レディ・ジョーカー
』、2002年1位の宮部みゆきの『模倣犯
』、2003年1位の横山秀夫の『半落ち
』など、映画化された作品が多数あります。
その映画化された作品も、どちらかというと玄人の作り手たちによって製作され、見応え十分の作品が多いように思います。
まあ、中には例外もありますが。

そんな歴史ある「このミステリーがすごい! 2011年版
」の2010年ベスト10 国内編を、お伝えします。



1.悪の教典(上下) 貴志祐介 文藝春秋 228点

<ストーリー>
生徒に絶大な人気を誇り、
PTAや職員の間でも抜群に評判のいい教師が
反社会性人格障害(サイコパス)だったとき、
惨劇へのカウントダウンが始まった。

英語科教諭・蓮実聖司、32歳。
暴力生徒や問題父兄、淫行教師など、現代の学校が抱える病理に
骨まで蝕まれた私立高校で、彼は何を行ったのか。

高いIQをもつ殺人鬼は、“モリタート”の旋律とともに
犯行を重ねていく。

2.写楽 閉じた国の幻 島田荘司 新潮社 164点

<ストーリー>
ミステリ界の巨匠が、遂に「写楽の正体」を捉えた! 盲点を衝く最強説登場。

浮世絵研究家が入手した一枚の肉筆画。大胆なデフォルメ、奇妙な文字。まさかこれは?! 研究者生命を賭け、彼は写楽に挑む。錯綜する諸説、不可解な沈黙、謎の言葉「命須照」。古い墓石、見過ごされた日記――。史実の点と線をつなぎ浮上する意想外の「犯人」とは? 鮮やかな視点、シンプルで強靱な論理。構想20年の大作刊行!

3.叫びと祈り 梓崎優 東京創元社 142点

<ストーリー>
砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇……ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。綾辻行人、有栖川有栖、辻真先三選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ!新人賞受賞作「砂漠を走る船の道」を巻頭に据え、美しいラストまで一瀉千里に突き進む驚異の連作推理誕生。大型新人の鮮烈なデビュー作!




4.隻眼(せきがん)の少女 麻耶雄嵩 文藝春秋 138点

<ストーリー>
新本格界のグラディエーターが放つ超絶ミステリーの頂点

寒村でおきた殺人事件の犯人と疑われた大学生・静馬を救った隻眼の少女探偵・みかげ。事件は解決したが、18年後に再び悪夢が…
自殺する場所を求め寒村の温泉宿を訪れた大学生の種田静馬は、少女の首切り事件に遭遇する。犯人の罠により殺人犯と疑われた静馬を見事な推理で救った、水干姿の隻眼の少女探偵・御陵みかげ。静馬は助手見習いとして、みかげと共に事件の謎に挑む。みかげは父を失いながらも難事件を解決するが、18年後に同じ村で再び惨劇が……。本格ミステリ界のグラディエーターが放つ、超絶の問題作登場です!(AK)

5.シューマンの指 奥泉光 講談社 111点

<ストーリー>
高校3年の春、彼の前に現れた天才美少年ピアニスト。その白く艶めかしい指が奏でたのは、≪殺人の序曲≫だった――。
甘美なる調べ。衝撃の結末。
生誕200周年・シューマンに捧げる、本格音楽ミステリ

シューマンの音楽は、甘美で、鮮烈で、豊かで、そして、血なまぐさい――
シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「私」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。現場に居合わせた修人はその後、指にピアニストとして致命的な怪我を負い、事件は未解決のまま30年の年月が流れる。そんなある日「私」の元に修人が外国でシューマンを弾いていたという「ありえない」噂が伝わる。修人の指に、いったいなにが起きたのか。

野間文芸賞受賞後初、鮮やかな手さばきで奏でる“書き下ろし”長篇小説。

6.マリアビートル 伊坂幸太郎 角川書店 102点

<ストーリー>
物騒な奴らが再びやってきた! 三年ぶりの書き下ろし長編登場!!

酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。物騒な奴らを乗せた新幹線は、北を目指し疾走する! 『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲。

7.水魑(みづち)の如き沈むもの 三津田信三 原書房 72点

<ストーリー>
刀城言耶シリーズ書き下ろし長編!村の人々は、豊かな水を求めて湖の神・水魑様への儀式を挙げていた。その最中、言耶の眼前で事件は起こる。宮司たちが次々に不可解な状況で殺されていく。二転三転のすえに示された真犯人とは・・・。

8.小暮写眞館 宮部みゆき 講談社 69点

<ストーリー>
もう会えないなんて言うなよ。
あなたは思い出す。どれだけ小説を求めていたか。
講談社創業100周年記念出版

ようこそ、小暮写眞館へ。著者3年ぶり 現代エンターテインメント
第1話 小暮写眞館
 世の中にはいろいろな人がいるから、いろいろな出来事も起きる。なかには不思議なこともある。
第2話 世界の縁側
 人は語りたがる。秘密を。重荷を。
第3話 カモメの名前
 「電車は人間を乗せるものだ。鉄道は人間と人間を繋ぐものだ。だから鉄道を愛する者は、けっして人間を憎めない」
第4話 鉄路の春
 ――僕はこの人を守らなくちゃいけない。

9.アルバトロスは羽ばたかない 七河迦南 東京創元社 67点

<ストーリー>
児童養護施設・七海学園に勤めて三年目の保育士・北沢春菜は、多忙な仕事に追われながらも、学園の日常に起きる不可思議な事件の解明に励んでいる。そんな慌ただしい日々に、学園の少年少女が通う高校の文化祭の日に起きた、校舎屋上からの転落事件が影を落とす。警察の見解通り、これは単なる「不慮の事故」なのか? だが、この件に先立つ春から晩秋にかけて春菜が奔走した、学園の子どもたちに関わる四つの事件に、意外な真相に繋がる重要な手掛かりが隠されていた。鮎川哲也賞受賞作『七つの海を照らす星』に続く、清新な本格ミステリ。

10.綺想宮殺人事件 芦辺拓 東京創元社 64点

<ストーリー>
世紀の〈奇書〉、ついに降臨。
ミステリを知り尽くした本格の雄が贈る「最後の探偵小説」。

琵琶湖畔にそびえる壮麗な怪建築群──《綺想宮》を訪れた名探偵・森江春策を待ち受けていたのは、美しき案内人・二十重亜綺楽と七人の奇怪な滞在客だった。この不可思議な宮殿に森江が到着した晩、自動的に詩をつむぐ機械「大発見(ジ・ユーレカ)」が火精(ザラマンダー)、水精(ウンデーネ)、風精(ジュルフェ)、土精(インクーブス)の呪文を歌い上げた。翌日から、天地創造の七日間を表わす曲が奏でられる中、滞在客は次々謎の死をとげてゆく。暗室(カメラ・オブスキユラ)で発見された五芒星(ペンタグラム)の上の焼死体、毒草園に描かれた九芒星(エニアグラム)と地中に埋められた死体……それぞれの死体に過剰なまでに凝らされた「見立て」は何を意味するものか?

本格ミステリを愛し、その神髄を知り抜いた著者が「探偵小説の最期」に捧ぐ訣別の書!

各ストーリーは、各出版社のHPより引用しています。
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