世界近代文学読書案内の書籍まとめ

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いざ、何か純文学を読もうかと思いついても、さて何を読んだらよいか、思いつかなかったり、世界文学にどんな書物が存在するかを知っておきたいと思った事はないでしょうか?

あらすじで読む名著のような本やNHKの「100分 de 名著」のような番組が一定の人気を博しているのは、教養としても名著の内容を知っておきたいというニーズがあるのであろう。

この記事は、ざっくばらんに世界近代文学を紹介したものから、本格的な書物まで世界近代文学の案内、紹介となるような書籍を紹介しています。

尚、紹介している書籍は、一流の文学者の手によるもので、売れている割りと軽めのあらすじで読む的な書籍は紹介していません。

世界の十大小説

世界の十大小説〈上〉 (岩波文庫)

モームが十大小説として取り上げるのは、『トム・ジョーンズ』、『高慢と偏見』、『赤と黒』、『ゴリオ爺さん』、『デイヴィッド・コパーフィールド』、『ボヴァリー夫人』『モウビー・ディック』『嵐が丘』『カラマーゾフの兄弟』『戦争と平和』。

読み易い形でエッセイ風に語られる。
取り上げられている作品も申し分のないものだ。

モーム 読書案内

読書案内―世界文学 (岩波文庫)

モームの『読書は楽しみのためにあらねばならない。』というモットーに貫かれた世界文学案内。

イギリス文学、ヨーロッパ文学、アメリカ文学が紹介されている。

誰もが知る有名な文学も紹介されてはいるが、必ずしも有名な書が紹介されている訳ではない。

薄い書であるので、欧米文学を軽くざっと知るには良書である。

文学全集を立ちあげる

文学全集を立ちあげる (文春文庫)

読んでいるかいないかはさておき、かつては家庭の片隅に置かれていた文学全集。
その文学全集も、この本の出版時、1989年に刊行された「集英社ギャラリー・世界の文学」を最後に刊行されなくなった。

キャノン、つまり正典、規範となるような文学全集を架空に作って見ようと、「いま読んで面白いもの」をキーワードに、当代一流の文学者らが、喧々諤々と収録作品を選んでいく。





読んでいるだけで楽しく、大体の世界文学作品の名を知ることができる。

尚、架空の日本文学全集も立ち上げ、本全体から見ると、世界文学に対してよりも日本文学の方が、大きくページが割かれている。

何となく、タイトルだけでも頭に入れるにはいいのではないか?

千年紀のベスト100作品を選ぶ

千年紀のベスト100作品を選ぶ (知恵の森文庫)

『源氏物語』から始まる千年間の人間の歴史において、文学のみならず、映画、音楽、舞踊、絵画、建築の優れた100作品を選出しようという壮大な試み。

そして、選ばれた100作品について丸谷才一氏、三浦雅士氏、鹿島茂氏ら教養ある当代一流の文学者らが、あーだこーだと対談を行う。

そして、100作品それぞれについて、1位から順に、それぞれの専門家が解説していく贅沢な本だ。

世界文学を浅く広く、何となくの知識をざっと知るにはよいであろう。

面白いほどよくわかる世界の文学


面白いほどよくわかる世界の文学―名作のあらすじから時代背景までひとめでわかる! (学校で教えない教科書)
あらすじ、作品の生まれた背景、作者プロフィール、主題などを無難に解説。

20世紀文学までも網羅。
大概の有名作品は網羅されていると思う。

世界の文学と主人公

世界文学の名作と主人公・総解説 (わかる・よむ総解説シリーズ)

不朽の名作から現代の傑作まで、見開き1ページに登場人物の生き方と物語のエピソードを読む文学作品との出会いをガイド形式で教科書的に綴った読書案内本。

要約 世界文学全集

要約世界文学全集1 (新潮文庫)

要約世界文学全集2 (新潮文庫)

文学の場合、ミステリなんかと違って、あらすじやストーリーが全てとは言い切れないが、『失われた時を求めて』などの大長編も含めて、原作の雰囲気と香りを崩さず、1編の短編小説のように上手くまとめている。

レビューや書評も含めて、第3者に本を紹介する場合、粗筋をいかに上手にまとめるかによって、その作品の魅力を伝えるかが問われるのであるが、これが自分がやってみると、いかに難しいかがわかる。

その困難を木原武一さんは、上手に行っている。

選ばれている作品も魅力ある近代文学の代表作ばかりだ。

世界の小説大百科





世界の小説大百科 死ぬまでに読むべき1001冊の本

1作品、2、3分もあれば読める形で紹介されており、その小説の筋、背景、魅力、挿絵、著者の肖像画を挟み、短文で余す事ない形で紹介されており、小説の全体像がわかる。

おそらく、名のある評論家らが、執筆したのであろう。

世界文学初心者より、ある程度、有名どころの世界文学を読んだ、もしくは知っている人向け。

読むと必ずやあなたの世界を広げるであろう、素晴らしい書籍である。

2011年までの代表的作品を網羅。

シェイクスピアは、戯曲であり、小説ではないというか、残念ながら、シェイクスピアは、1作も紹介されていない。

非常に高価ですが、購入しておいて損はないです。

別冊本の雑誌 古典名作

古典名作本の雑誌 (別冊本の雑誌19)

本の雑誌の別冊。

アメリカ文学、ロシア文学など各国文学の古典名作を20冊掲げ、錚々たる執筆者が解説している。

海外文学だけでなく、日本文学についても中世文学、江戸文学、戦後昭和文学とジャンル分けし、それぞれ古典名作をピックアップし、各執筆者が解説を加えている。

ミステリー、SFなどのエンタテインメントも同様に。

エンタテインメントや日本文学については、選者により、癖があるが、海外文学については、概ね王道の作品が選ばれている。

考える人 特集 海外の長編小説ベスト100

考える人 2008年 05月号 [雑誌]

129人が選んだベスト100。

デイヴィッド・ロッジの「わたしの好きな10の長篇」が寄稿されていたり、丸谷才一さん、池澤夏樹さんも寄稿されている。





1位からベスト100までが発表されている。

その他、「海外の長篇小説ベスト10」のアンケートが掲載されている。

残念なのは、第13位までしか解説がないことだ。

これで、あなたも世界文学の見取り図を手にしたも同然。

まとめ

どうでしたか?

まず軽くざっと知りたい方は、丸谷才一さんらの「文学全集を立ちあげる」や「千年紀のベスト100作品を選ぶ」などのエッセイ風のものを手に取れば如何でしょう。

ここにある何冊かを実際に手に取り、世界文学の海に飛び込んで頂ければ幸いです。

 

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