新潮社 日本文学全集 3 森鴎外を読み終えての感想


 

3年がかりでしょうか、5年でしょうか。
やっと、「新潮社 日本文学全集 3 森鴎外」を読み終えることが出来ました。

図書館にも、やっとこさ返すことが出来ます^^
森鴎外は、そのほとんどの代表作は読みたいと思ったので、
ちくま文庫のちくま日本文学を含めて、幾つかの図書館にある作品を見比べたのですが、この僕の住んでる市の図書館にある文学全集が一番、自分が知っている代表作が収録されていたので、読み始めました。

が、読み始めたのはよかったのですが、2段組だし・・・、分量もかなりありました。
僕は、特に小説を読むのは遅いですが、全集には皆、苦労されているようです。

全集を読みたいと考える方へ。
定年してからとか時間が出来てからとかと考えてないで、今すぐ読みなさい!!^^

森鴎外 [ちくま日本文学017] 森鴎外 [ちくま日本文学017]
森 鴎外

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このちくま日本文学の全集は、僕が読んだものと違うのですが、手に入りやすく、「山椒大夫」「最後の一句」「高瀬舟」「寒山拾得」「舞姫」など、森鴎外の代表作を読めるので選んでみました。

このちくま日本文学の全集で、森鴎外を気にいり、他の作品を読みたくなれば、ちくま文庫には、森鴎外全集が存在します。

また決まった作品、気になる作品があれば、全集とまで行かず、それぞれの書籍を読めば良いでしょう。





 

ここから、この、「新潮社 日本文学全集 3 森鴎外」を読み終えての僕の感想を記録しておきたいと思います。

この新潮社の全集には、ほとんどの森鴎外の代表作が掲載されています。

ただ、僕のお気に入りの「最後の一句」が収録されてなかったので、森鴎外全集〈5〉山椒大夫 高瀬舟 (ちくま文庫)モバイル)を購入致しました。
この森鴎外全集〈5〉山椒大夫 高瀬舟 (ちくま文庫)を読了すれば、再度、芥川龍之介の短編を読み直すつもりです。

 

それが終わると、実力ある現代作家・水村 美苗さんの「続 明暗 (ちくま文庫)」が気になってしょうがないので、本家本元の夏目漱石の「明暗 (岩波文庫)」(モバイル)を読みたいと考えています。

 

と、夢ばかり膨らむのですが、何せ僕は、沢山、読みたい小説が存在するのですが、小説、純文学を読み慣れてないのか読むのは遅いし、また、全体の読書に掛ける時間の中での「小説を読む割合」は、極めて低いです。
なので実現は、何時のことになることやら・・・
まぁ、でもめげずにマイ・ペースで行きたいと考えています。

 

Google+で、親交を温めさせて貰っている方の中に、「自分が読みたい。」と思う世界文学のうち、8割、読んでいる方がいらっしゃいますが、羨ましい限りです。

僕は、ある時期、自分の遅読にコンプレックスを持っていましたが、「本を読む本 (講談社学術文庫)」(モバイル)という本の読み方についての名著に、「自分に本当に必要な書籍は、100冊くらいだ。」と掲載されているのを読んで、このコンプレックスから解放されました。
さてはて、僕は、「僕に本当に必要な100冊」のうち、死ぬまでに何冊出会えることでしょうか。

 





確か、モームの「読書案内―世界文学 (岩波文庫)」にだったか、
モームが少年に語りかける場面で「君は、白鯨をまだ読んでいないのか。」「だったら、これから白鯨を読む楽しみがあるというものだ。」というやりとりがあったと思いますが、

発想を逆転すれば、僕はもう少年ではないが、そんな楽しみが沢山あるということだ^^

森鴎外の全集を読み終えて、<森鴎外と夏目漱石との対比>および<歴史小説における森鴎外と芥川龍之介の短編との違い>をまとめようと考えていたのですが、随分、長くなり、僕も疲れてきました。
最後に、何故に僕が日本及び世界文学全集に取り組むようになったのかを、皆さんにお伝えして終わりたいと思います。

最大の要因は、このブログです。
僕は自分では、純文学もそれなりに読んできたつもりだったのですが (ネットを拝見すると、そういうことも言えなくなりましたが(汗))、それまでミステリーなどは、読んでも感想も苦労せずに掛けたのですが、そのミステリーを中心としたエンターテイメント小説に関するブログから、
小川洋子さん、村上春樹の感想を独立させ、このブログを始めたのですが、
それから以降、それなりに純文学を読んではいるのですが、一体、どうやって感想を書けば全く分からないという状態となりました。

 

これはいかんということで、文学批評の本をあさったり、世界・日本文学全集を読むことによって、自分なりの純文学のスタンダードな読み方を見つけようと一念発起した訳です。

 

が、現代文学を中心とした池澤夏樹さん個人編集世界文学全集も気になるわ(笑い)で、前になかなか進みません。
再び、言っておこう!!
全集に興味のある方、時間が出来てから、ではなく今すぐ読みましょう!!
では。

 

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