森鴎外『青年』あらすじ紹介と簡単な感想


評価:
森 鴎外
新潮社
¥ 460
(1948-12)





夏目漱石は一時、集中的にその作品を読んだことがあります。
現在、同じ明治の文豪である森鴎外の作品を集中的に読んでいます。
今日は、その中の1冊『青年』のあらすじ紹介と簡単な感想を綴りたいと思います。


4101020027 青年 (新潮文庫)
森 鴎外
新潮社 1948-12

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<あらすじ>
小説執筆のため、見聞を広めるために田舎から東京へ出てきた小泉純一が、大村荘之助(しょうのすけ)という友人を得て、イプセン興行において未亡人・坂井れい子と知り合い、その坂井れい子に純一は欲望を感じながら煩悶する。
そんな小泉純一が、ときに大村と文学・哲学論争を繰り広げながら、世俗の交際にも参加しながら、坂井れい子に代表される女性に対して、あ~でもない、こ~でもないと内省を繰り広げながら、突然、文学を書こうと衝動に駆られるまでが書かれている。

<ごく簡単な感想>
森鴎外という明治を代表する文豪の作品ではあるが、別段、これといってなんとはない小説である。
ただ、明治の文化や風物には十分に触れる事が出来ます。

<森鴎外『青年』で印象に残った箇所>

一体日本人は生きるということを知っているだろうか。小学校の門を潜ってからというものは、一しょう懸命に此学校時代を駆け抜けようとする。その先きには生活があると思うのである。学校というものを離れて職業にあり附くと、その職業を為し遂げてしまおうとする。その先きには生活があると思うのである。そして、その先には生活はないのである。

「主人公・小泉純一の日記」より。





鴎外は、当然、明治時代に生きる日本人のことを書いたわけではあるが、まだおそらくはゆったりとした江戸の文化の残る明治に生きる日本人と無我夢中で働き、時間に追われ、生活のゆとりを失っている現代日本人と大差ないなあという印象を持ちました。

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