これを読まねば夏目漱石は語れない「こころ」

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夏目漱石といえば、誰もが知る国民的作家です。
しかしながら、「吾輩は猫である」「坊ちゃん」「三四郎」「草枕」は読まれても、「それから」「行人」「こころ」「門」などの近代人の生き方を追求した作品は、あまり読まれてはいないのではなかろうか。

こころ
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夏目 漱石
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本書、「こころ」は読書感想文のために、まだ読まれている方なのではなかろうか。
本書は、夏目漱石自身の広告文で“人間の心を研究するものはこの小説を読め”と謳ったように人間の心理を深い洞察力によって描かれた作品です。

夏目漱石は、神経症を患っており、他の作品にはその影響のためか、非常に読みにくい文章で書かれている作品も存在するが、本書は、その点では上質の推理小説を読むように読めた。
推理小説かというくらいなので、この作品は、読者に謎が提示されます。
それを上「先生と私」、中「両親と私」、下「先生と遺書」という三部構成の形で構成されている。

物語を簡単に述べると男女の三角関係が描かれています。

近代人の行き方、内面を描いた故に夏目漱石は国民的作家であると同時に近代作家としての地位を確立し、戦後の著名な批評家、江藤淳、吉本隆明、柄谷行人に取り上げられています。

明治の作家、森鴎外と対比させると森鴎外は、外交家でドイツの留学先で積極的に活動したのに比べ、夏目漱石は、留学先のイギリスで下宿に悶々と閉じこもっており、他の日本人作家にも「漱石、狂せり」と言われたほどだ。
しかしながら、森鴎外が終始、江戸文学を一歩も超えることがなっかたのに比べ、漱石は「吾輩は猫である」「坊ちゃん」などの初期作品こそ江戸諧謔的なところが見られたが、「それから」以降の作品は、近代人の悩みのようなものをテーマとし、近代作家の地位を確立することに成功した。

夏目漱石は、先に述べたように神経症を患っており、また妻が漱石の文学的成功よりも明日のお金を心配するような妻であったために、漱石の悩みは、ますます深まり、自分の子供に植木鉢を投げるような父親であり家庭人としては失格だったようだ。
その息子の一人は、そんな父を恨みに思っており、同じ出版界に身をおきながら、周囲から執筆を薦められながら、『父・夏目漱石 (文春文庫)』で、そんな漱石のこと書いた。




この点が、漱石にデビュー作を激賞された芥川龍之介と異なるところである。
芥川は、今で言う不倫、昔は不貞とも呼ばれていた、噂があるがプラトニックなものだったらしい。
また、息子が三人いたらしいが、芥川也寸志は音楽界で、比呂志は俳優で活躍しているところを見ると、よき父親だったらしい。

ここで豆知識を披露すると比呂志(ひろし)という名前は、芥川のよき友人であった菊池寛から取られている。
寛とは、普通かんと読むが菊池寛自身は、それを快く思っておらず、本名のひろしと呼ばれたかったらしい。
芥川と菊池寛はよき友人でもあったが、芥川は、その作品を練りに練って文章を書くが、菊池寛の健康的な文章に自分にはできない才能を感じ、嫉妬を感じていたらしい。

さらに余談を続けると、今でこそ小説家は、そのステータスを確立されているが、漱石の時代は“末は大臣か”と呼ばれていた東京帝大を卒業した者がつく職業ではなかった。

いずれにせよ、漱石がその神経を擦り減してまで“近代人の悩み”をテーマに書いたことは決して無駄ではなく、僕の知るところでは、その伝統は芥川、大江健三郎に引き継がれている。

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