いずみと僕とマウンテン・カフェ 6

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草薙は、仕事に取りかかりながら、ぼんやりと写真の男の事を考えていた。

あの男は、いずみさんにとって、どういう人だろう?

やっぱり、いずみさんのいい人なんだろうなぁ。

 

ちょっと、それとなく、聞いてみようかぁ。

潔子(きよこ)さんに、聞けばよいかな。

 

あ、そうだ。

仕事が終わっても、マウンテンカフェの常連になっちゃおうかなー。

そういうのも、ありだよな!

でも、いずみさん、綺麗だよなぁー。ほんと。

今まで見た女性の中で、飛び切り、綺麗だ。

どんな男性が、タイプなんだろう。

写真の男は、無骨そうで、少しおっかなそうだったけど。

あーいうのが、タイプなのかなぁ。

それとも、たまたまなんだろうか?

 

趣味は何かな。





フラワーアレンジメントというような感じだよな。

俺は、写真だけしか、わからないし。

 

俺にもチャンス、あるだろうか。

料理も、上手そうだよな。

そつが無いというか。

 

縁遠いよな。

別に、恋人にならずとも、別にいいんだ。

と、少し無理矢理に、自分に、言い聞かせていた。

 

書きかけのクロッキー帳から、窓の外を眺めてみると、星が薄くなりかけ、夜が明けようとしていた。

草薙は、ぼんやりしつつ、描きかけのデザインを、幾つか、完成させていった。

ラジオから、朝のニュースが流れ出していた。

周りの家が、起き出し、朝の雑踏が始まろうとしていた。

 

ふと見ると、我が草薙君は、クロッキー帳に、だらしなく、顔を伏せ、眠りに入っていた。

「いずみさん♡」

 

 






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